隣の人は花粉症?と思えるくらい、花粉症などのアレルギーを持つ人が増えてきましたね。
食物、植物、ハウスダストなどアレルギーの原因はいろいろありますが、じんましんなどの症状が出てから「もしかして、アレルギー?」と病院で検査を受ける人がほとんどです。

アレルギー検査何科に行けばよいのでしょうか?そして費用はどのくらい?そんな疑問や不安にお答えします。

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アレルギー検査は何科に行けばいいの?

「アレルギー」といっても、原因や症状は様々です。そのため、はじめて症状が出たときには「何科に行ったらいいの?」と迷う人がほとんどだと思います。

アレルギー症状は、「皮膚」「眼」「鼻」「喉」その他、内臓や全身の症状など本当にたくさんの症状があります。

原因も「食物」「花粉」「金属」[「動物」その他、これらが重複しているものもあります。

アレルギー検査、最近では「アレルギー専門外来」がある病院も出てきましたが、このような専門的な外来が無い場合は、まず出ている症状をたよりに、「何科に行くか」を決めましょう。

肌に症状が出ている場合

肌に発疹じんましんが出たり、かぶれ、腫れなどが出た場合は「皮膚科」になります。

肌にトラブルが起きた場合には「金属アレルギー」や「食物アレルギー」なども考えられますので、「もしかしたら、これが原因かも」と思える物(食べ物やアクセサリーなど)があれば、病院に持ってゆくといいでしょう。

鼻、口に症状が出ている場合

風邪でもないのに鼻水がたくさん出る、鼻づまりが治らない、また口の中が痒くなったり、唇が腫れたりした場合は「耳鼻咽喉科」になります。

最近では去年まで何も症状が出なかったのに、春になったら急にくしゃみや鼻水が出始めて花粉症の診断を受ける方も多いようです。

口に症状が出ている場合は、上記と同じく「食物アレルギー」の可能性もありますので、思い当たる食べ物などがあれば持参しましょう。

眼に症状が出ている場合

目が充血したり、痒くなっているばあいは「眼科」です。

花粉症やアレルギー性結膜炎などの可能性がありますのでいつから、どんな状況で症状が出ているのかを医師に伝えましょう。

喉の周辺に症状が出ている場合

が長いあいだ止まらない、息苦しい、呼吸困難など、喉に関する症状が出ている場合には「呼吸器内科」になります。

喘息、食物アレルギーなど、同じ症状でも原因が異なる場合がありますので、早めに病院で診断を受けましょう。

全身にいろいろな症状が出ている場合

発熱、発疹、息苦しさなど複数の症状が出ているばあいや、発疹、じんましんが全身におよぶ場合は「内科」を受診します。
この場合、「アレルギー科」のある病院なら、より安心です。

子供の場合

子供の場合、目に見える症状はわかりますが、目に見えない症状(息苦しさ、口の中の状態など)は子供自身では上手に伝えきれない場合もあります。
子供の場合、まず「小児科」を訪れて相談するのも、ひとつの方法です。

いずれの場合でも、自己判断をせず、早めの病院の検査をおすすめします。

アレルギー症状、花粉症、風邪との見分け方

花粉症、辛いですよね。花粉症の症状にはどんなものがあるのでしょうか?
そして、風邪と花粉症を見分ける方法は?

花粉症の代表的な症状は「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」などです。これらの症状は一見「風邪」とよく似ているため、花粉症だと気づかないまま悪化させてしまうことがあります。風邪と見分けるにはどうしたら良いのでしょうか?

風邪と花粉症を見分けることは難しいので、基本的には病院の検査を受けることが望ましいのですが、おおまかな違いとして3つのヒントがあるようです。

⓵高熱は出ない、あっても微熱だけ。
⓶頭痛が起こる場合があっても、関節痛はほとんどない。
⓷くしゃみ、鼻水、咳は出ても、喉の痛みは軽い。

こちらの3つです。でも、繰り返しますが、本当の診断は病院のアレルギー検査で確かめましょう。
この他、目の痒み、だるさ、人によっては胃痛など、花粉症の症状は様々です。

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その他の症状はどんなものがある?じんましんなど

ここでは、症状別にどんなアレルギーの可能性があるのかをご説明します。

湿疹・じんましん

*皮膚の乾燥
*皮膚の痒み
*じんましん
*発疹
【考えられるアレルゲン】
食物、家ダニ、ペットなど

眼の症状

*目の充血、痒み、腫れ
*涙目
【考えられるアレルゲン】
花粉、イエダニ、ペット、カビなど

口の周辺の症状

*喉の痒み
*口の痒み
*唇の痒み
【考えられるアレルゲン】
果物、野菜、ナッツ類、豆類など

喘息

*咳
*息切れ、呼吸困難
*喘鳴
【考えられるアレルゲン】
花粉、イエダニ、ゴキブリ、ペット、食品

その他、最近一般的に知られるようになった「アナフィラキシー反応」があります。
この「アナフィラキシー反応」の症状は軽いものは一般的なアレルギー症状から、場合によっては重篤な全身症状になることもあるものです。アレルギー体質の場合、この「アナフィラキシー反応」には注意が必要です。

アレルギー検査の費用はどのくらい?

アレルギー検査費用はどのくらいかかるのでしょうか?
アレルギー検査の費用は、保険が適用されるか、されないのかによって、かなり差が出てしまいます。

保険が適用される場合というのは、症状がすでに出ている場合です、くしゃみ、鼻水、その他の症状が何か出てからアレルギー検査を受ける場合には保険が適用され、3割負担で約1000円~8000円で受ける事ができます。

検査の種類が多いほど検査費用は加算されますので、必要な検査が幾つあるかで費用は決まります。

症状は出ていないけれど、アレルギーがあるのかどうが調べてみたい、というような場合保険適用外となり、約20000円~30000円ほどかかります。

検査の種類としては主に次のようなものがあります。

血液検査

アレルギーになりやすいか、どんなものに反応が出るかという事がわかります。検査結果が出るまでに一週間ほどかかります。だいたい、どこの病院でも受けられるオーソドックスな検査です。

パッチテスト

皮膚科、内科で行われる検査で、主に金属アレルギーが疑われる場合に行われます。
試薬をしみこませたパッチを一日貼り続け、どの試薬に反応が出るか調べるものです。

皮膚テスト

ある程度、アレルゲンが特定されている場合に行われる検査で、皮膚を少しひっかいて、そこからアレルゲンを吸収させて反応を見る検査です。15分~40分で結果が出ます。

その他、食物アレルギーが疑われる場合にいくつかの食品を一定期間食べずに様子をみる「負荷テスト」と呼ばれる検査などがあります。

アレルギー検査ができる病院、検索サイト

では実際に症状が出たとき、どのように病院をさがしたらよいのでしょうか?
インターネットで近所の病院を探し、その病院に何科があるのか?どんな検査をしてもらえるのか、など直接問い合わせするといいでしょう。

こちらは全国の病院を検索できるサイトのひとつです。
エリアから、診療科目から、など検索できます。現在「アレルギー科」は5703院、登録されています。

口コミなども読めるので、病院探しの参考になると思います。
病院検索サイト「ドクターマップ」はこちらから

アレルギーかな?と思ったら、早めに検査を

春になったら急に鼻がムズムズ、くしゃみばかり。お気に入りだったアクセサリーをすると痒くなる、、、
「もしかしたら、アレルギー?」そんな不安な気持ちになったら、早めに適切な病院を訪ねましょう。

軽い症状のうちに対処すれば、悪化させることを防げるかもしれません。
アレルギー症状が少しでも緩和されて快適にすごせるといいですね。

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