玄関を開けると「フワッ」と香るいい香り。一日仕事や学校で疲れて帰ってきた時に、ふとお花の良い香りが漂うと気持ちがちょっとラクになりませんか?

お花があるだけでパッと部屋全体が明るくなるような、自分自身が前向きになるような気持ちになりすよね。特に女性はお花を日常的に飾る事が多いのではないでしょうか?飾る場所も玄関やテーブルの上が多いと思います。

そんなお花を長持ちさせる方法ってあるの?今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。

洗剤や炭酸がいいと聞いたことがありますが、実際はどうなのでしょうか?

また、洗剤や炭酸以外にもお花を長持ちさせるのに効果的な方法がないかについてもまとめてみました。

実は、お花の持ちは季節によって変わるってご存知でしたか?

飾るお花の種類や寒さ・暑さへの強弱、咲く季節によっても多少違うと思いますが、一年を通してお花の長持ちする目安はこんな感じ。

春・秋:7~10日

夏:4~7日

冬:10~14日

意外と冬に長持ちしているのがわかりますよね。冬って寒いし、乾燥しているし、なんだかお花にとって一番ツライ季節なのでは?風邪ひかないの?なぜ?って思いませんか。もしかしたらそこにヒントが隠されているのかも・・・。

もっと色々知れば、よりお花が長生きしてくれると思います。活け方や何か水に入れた方が長持ちするのかとか、お花にとって何がいいのか?考えられる事をいくつか挙げてみたいと思います。

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まず、活ける前にすることってある?

お花屋さん等で買ってきた切り花は花瓶に活ける前に汚れを落し、茎を少し切ると長持ちするようです。

具体的には、バケツや桶などに水をはり、必ず水中で一番下から2㎝位の位置で斜めにカットします。少しでも水を多く吸わせるために、乾かないよう水中でカットした方が良いのです。

斜めにカットするのは、活けた後、水分に触れる面積を少しでも広くとるため。いっぱい水を飲んでもらうためです。

かたい枝のお花はできれば下から5㎝位の位置まで切れ目を入れ、少し裂くようにしておいたり、ハンマーでたたいて潰しておくと水揚げが良いようです。

茎は意外に繊細で人の手のぬくもりを感じてしまうとそこから柔らかくなって腐ってしまう原因になるので、優しく持ってあげましょう。

置く場所には何かポイントがある?

夏が一番短いのは、暑くてお花も夏バテになっちゃうんですよね。しかも冷房の風が苦手。

自然の風とは違うので、風邪を引いたり、ぐったりしちゃうんです。お花はどっちかというと夏より冬が好き。
高温多湿があまり得意ではないのです。

よくお花屋さんに行くと、夏場は日よけのシェードを広く出していたり、冷温室に入っていたりしませんか?さらに床を濡らして風が通るようにしていると思います。

逆に冬場は、比較的外にお花を出していて、暖房もそんなに強く入れていないのです。

夏はお花屋さんに行くと涼しいと感じますが、冬は寒いと感じませんか?小さい頃、お花屋さんを夢見た人もいると思いますが、夏も冬も結構大変なお仕事だと思います。

春や秋も居心地がよくて比較的長持ちしますが、それを考えると、冬でも暖房の風が当たらない、できれば玄関やお部屋の中でも涼しいところに置いてあげるのが良さそうです。

人間だって、夏の暑さは我慢できないはず。冷房をガンガンつけてしまうと体の水分が取られ、体温調節ができず、なんとなくだるくなってしまいませんか?
冬は暖房を掛けすぎて、頭がぼーっとしてしまったり、汗を掻いて風邪ひいてしまいます。お花も同じ。切り花だってまだ生きているんです。

自宅で飾る時はできるだけ冷暖房の風が当たらない場所に飾るか、玄関のようにひんやりとしたところが良さそうですね。

お水ってどの程度入れればいい?

切り花を活ける時、お水はどの程度入れればいいのか迷います。花瓶の注ぎ口近く、お花の根本まで?花瓶の中ほど?下から4~5㎝程度?葉っぱがついている時はどうしたらいい?疑問はたくさん出てきますよね。

水の量は、実は少なくて良いんです。下から4~5㎝が適量です。
なぜかというと、水に浸す部分が多くなると壊死(えし)してしまうんです。

人間もお風呂に長くつかりすぎると肌がふやけてきませんか?特に指先からふやけてきます。

道端に咲いているお花たちも普段は土の中にある水分を吸って生きています。土の中に入っている部分って意外と短いんです。

また、買ってきた切り花によっては、茎の部分に葉がついている事があります。葉っぱはかわいそうですが、取ってしまいましょう

水につかると腐ってしまって、水が汚れてしまうのです。私たちもキレイなお水を飲みたいように、お花も同じくキレイな水が飲みたいので、水が少し汚れてきたなと感じたら定期的に取り換えておきましょう。

もちろん花瓶もキレイに保っておきます。

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栄養のために何かお水に入れた方がいい?洗剤や炭酸は大丈夫?

水の量はわかってもそれだけでは長持ちしない?
よく水の中に砂糖や10円玉、酢、家庭用洗剤、炭酸水を入れたらどうなる・・みたいな情報がありますが、お花屋さんで売っている延命剤以外にお花にとって良い方法はあるんでしょうか?

巷で噂になっているものでいうと、砂糖、10円玉、酢、家庭用洗剤、炭酸水などがありますがお花に必要なのは、抗菌作用、栄養。噂のアイテムはこんな感じでお花に影響がありそうです。

砂糖:栄養にはなるけど、抗菌作用はない。砂糖の甘さでバクテリアが増えちゃう。

10円玉:抗菌作用は出るけど5~6枚入れないと薄くてダメ。

酢:抗菌作用が強いので、ごく少量ならOK。栄養にはならない。

家庭用洗剤:抗菌作用はあるけど刺激が強いので、数滴でOK。栄養にはならない。

炭酸水:ソーダなどの炭酸飲料には、抗菌作用がありつつ砂糖と同じように栄養もあるので◎。でも、砂糖のようにバクテリアが増える可能性があるので、開封したばかりの炭酸飲料ではなく、少し炭酸が抜けた、飲み終わりのものをあげるといいかも。

延命剤:お花のために作られたものなので、もちろん一番頼りになるもの。ただ、水を取り換える度に入れなければいけないので、取り換え用の延命剤の用意を・・。

これらを考えると、洗剤よりは炭酸や延命剤の方がお花が元気になるようですね。

もちろん大前提としてキレイな水をキープするのが一番大切です!!

どうしてもしおれちゃったら、どうする?

頑張って長持ちしてくれた切り花にもやはり限界があります。

水の取り換えや腐ってきた茎の部分を切り落としても、もう難しいと思ったら短くカットしたり、思い切ってお花の根元でカットしてしまいましょう。茎が腐っているだけで、お花はまだいける場合もあります。

短くカットした数本をまとめて、浅めのティーカップへブーケのように活けて食卓で最後まで楽しんだり、根元でカットしたお花は間口の広い花器に水をはって浮かべてみたり。

今まで楽しませてくれたお花たちに感謝しながら最後の最後まで飾ってあげましょう。

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最後に

私たちの生活の中でキレイに咲いて楽しませてくれたり、いい香りを運んでくれ心を癒してくれるお花たちですが、それぞれの季節に強い花、弱い花、つぼみをたくさんつける花、一輪の花と多種多様なんです。

個々にみれば長持ちの仕方はもっとあるかもしれませんが、基本として水をいつもキレイに保ち、高温多湿をさけて、涼しくて風が通る場所に飾ってあげる事が大切。

お花も生き物。私たち人間と一緒なんだと思って、より長く、より充実したフラワーライフをぜひ楽しんでみてくださいね。

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HARU

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