妊娠悪阻とは?つわりとの違いやケトン体て何?


妊娠が分かって喜んだのもつかの間、つわりという最初の試練がやってきます。

つわりは症状やつらさに個人差はありますが、ほとんどの妊婦さんが経験する一般的な初期症状です。

つわりはよくあることで病気ではありません。

そのため「お腹の中の赤ちゃんが元気な証拠」とだと受け止めてつい我慢しがちです。

しかし、あまりにもひどい場合は病院での治療が必要なことをご存知でしょうか?

これは妊娠悪阻(にんしんおそ)という病名で呼ばれている深刻な状態を言います。

私もつわりがひどい方で、しばらく通院で点滴治療した後に妊娠悪阻と診断され入院生活を送りました。

聞きなれない言葉ですしつわりとの違いも分かりにくいですが、つわりとの区別は何なのでしょうか?

また、病院では妊娠悪阻の診断の際にケトン体というものを見ますが、これは何でしょうか?

今回は、妊娠初期のトラブルの1つである妊娠悪阻について、つわりとの違いやケトン体のことを調べてみました。

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妊娠悪阻とつわりとは?

妊娠すると大半の人が経験するつわりですが、人によって症状や辛さの状態は様々です。

まず初めに、つわりと妊娠悪阻についてどのようなものなのか確認しておきましょう。

つわりとは?

妊婦の70%が経験するといわれている、妊娠初期の代表的な症状です。

テレビドラマでも吐き気でトイレに駆け込むシーンが出てくるように、吐き気や嘔吐などの胃腸障害が一番有名な症状です。

今までとは食の好みが変わったり、食べるととにかく吐く、あるいは食べていないと気持ち悪くなって吐くなど症状は様々です。

また、つわりはその他にも、普段の生活臭がダメになる、ひどい眠気に襲われる、過剰によだれが出るといった症状があります。

どの症状が出るのか、またどの程度の辛さなのかには個人差があります。

辛さが少しでも軽減するように、それぞれの症状に合わせた工夫をしてやり過ごすしかないでしょう。

とはいえ、つわりは胎盤が出来上がる妊娠16週頃にはほとんどの人が治ります。

今だけのことと思って割り切って、疲れたら休憩したり家族や職場の人にサポートしてもらって無理のない生活をすることが大切です。

悪阻(つわり)いつまで続くの?平均やつらい時に軽減させるには?
つわりについては「悪阻(つわり)いつまで続くの?平均やつらい時に軽減させるには?」の記事をご参照ください。

妊娠悪阻とは?

妊娠悪阻は簡単に言うと、つわりがひどくなって病的な状態になってしまうことです。

妊娠初期に起こりやすいトラブルの1つで、妊婦さん全体の1%の人に起こります。

1%と聞くと発症する人は少ないから自分は大丈夫と思ってしまいますが、油断は禁物です。

つわりによくありがちな食べても吐いてしまう症状が悪化して、何も食べられない状態や水を飲んでも吐いてしまう状態が続くと危険です。

誰でもあっという間に妊娠悪阻になる可能性があるので注意が必要です。

もし妊娠悪阻になった場合は、つわりのように我慢や工夫だけでは改善しません。

入院するなど治療が必要なので、無理せずに受診しましょう。

妊娠悪阻とつわりとの違いは? 〜疑わしい場合を自己チェック〜

つわりは一般的な症状なので、当たり前のことだとしてつい我慢しがちです。

私も「つわりはみんな経験することなのだからこのくらいのこと我慢しなくては」と、受診することが恥ずかしい気持ちがありました。

しかし、妊娠悪阻と呼ばれる病的な状態が続くことはママにとっても赤ちゃんにとってもよくありませんし、改善するためには治療が必要です。

つわりがひどいと感じたら我慢せずに受診することをオススメします。

ただし、どの程度なら治療が必要なほどのつわりなのか、またどの程度なら受診するほどではない正常なつわりなのかは分かりにくいです。

目安となるものがあれば受診もしやすいですよね。

ここでは、悪阻を疑ったほうがいい場合の症状をチェックしていきます。

まずは、受診前に自宅でもできる自己チェックをしてみましょう。

当てはまるものが出てきたら主治医の先生に相談することをオススメします。

① 体重が5kg(10%)以上減った

体重測定は自宅でもできますし、数字で見える最も分りやすい指標です。

妊婦健診でも行いますが、体調管理のためにも自宅でも体重計に乗るようにするとよいです。

妊娠前からの体重の変化を見ておきましょう。

もともとが痩せ型の人の場合は、5kg(10%)まで減らなくても妊娠悪阻と診断されることがあるので、その他のチェック項目と総合的に判断してください。

② 何も食べられない、水を飲んでも吐いてしまう

少しずつでも食べることができて水分も取れていればよいのですが、吐いたり食べられない状態がしばらく続いたり水さえも吐いてしまう場合は要注意です。

③ 尿が変わった

量がいつもより少ない、いつもよりも濃い場合は、水分が取れていない証拠です。

④ 見た目の変化

例えば、体重の急激な減少で、腕が細くなったり目がくぼんできたりします。

水分が取れていない状態が続くと、脱水症状で唇や肌がガサガサしてきます。

当てはまることがないか見てみましょう。

⑤ とにかく症状がひどいと感じる

自分の感覚になってしまうので判断が難しいですが、辛さは本人にしか分からないので、その旨主治医の先生に相談してみましょう。

例えば吐く回数も目安となります。

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妊娠悪阻を調べるケトン体とは?

病院でいざ受診すると、尿検査がありケトン体の値を調べます。

ケトン体とは何なのでしょうか?

ケトン体とはひと言で言うと、脂質から作られるエネルギー源のことです。

食事が取れない状態が続くと、糖質ではなく体内に蓄えられた脂質へと体内で栄養源が切り替わります。

この時に増えるのがケトン体で、ケトン体の量を見ると栄養状態が分かります。

つまり、ケトン体の量が多いと体内が飢餓状態になっており妊娠悪阻と診断されることになります。

妊娠悪阻と診断されたら?

ケトン体が陽性で妊娠悪阻と診断されてしまったら治療が必要となります。

この状態は本人も相当辛いはずなので少しでも楽になりたいところです。

では、改善するためにどのような治療を行うのでしょうか?

① 通院で点滴

脱水症状や体力の低下がそこまで深刻ではない場合や、上の子のお世話で入院が難しい場合は、通院により点滴治療を行います。

ブドウ糖や電解質などの栄養素を点滴し、自分でもなるべく水分を取るように自己管理します。

② 入院治療

体重が大きく減ったり、ケトン体の数値が大きいなど状態が深刻な場合は入院治療になります。

入院中は終日点滴をして、病院で管理されながら安静に過ごすことになります。

③ 薬を服用

妊娠初期のこの時期は赤ちゃんへの影響が心配されるため、基本的には薬の服用はしません。

ただし、医師によっては赤ちゃんへの影響の少ない漢方薬など吐き気を抑える薬を処方することもあるようです。

薬やサプリメント、赤ちゃんへの影響は?妊娠中や授乳中は心配!
妊娠中の薬の服用については、「薬やサプリメント、赤ちゃんへの影響は?妊娠中や授乳中は心配!」をご参照ください。

最後に

妊娠悪阻はつわりだからと我慢していても治りません。

無理をせずに症状がひどいと思ったら病院を受診することをオススメします。

つわりは症状に個人差があるため受診の判断は難しいかもしれませんが、気になる症状があればそれを主治医の先生に伝えてみてください。

受診した際に一時的に点滴するだけでもかなり楽になります。

適切な治療をすれば症状は改善していきますし、この時期は家族など周囲の人にもサポートをお願いして無理なく過ごすことも大切です。

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