足裏マッサージの効果、整体院やリフレクソロジーのお店で経験された方は感じていらっしゃると思います。

足の裏には体の様々な症状に効果のある場所があり、その場所をマッサージすることによって内臓や全身の血流に良い影響を与えます。その場所のことを「反射区」といいます。

便秘、睡眠の質、腰痛などにお悩みならば、一度試してみる価値のある方法です。

ここでは、自分でできる足裏マッサージの方法をご紹介します。

体調が思わしくないときはもちろんですが健康な時も、就寝前やちょっとした空き時間などにゆっくりリラックスしながら足裏やその周辺をもむことで、少しずつ体の変化が感じられることでしょう。

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足裏マッサージの効果は?

足裏マッサージ、アメリカやヨーロッパでは「ゾーンセラピー」「リフレクソロジー」と呼ばれているもので、国によっては科学的に証明された療法として保険の対象になるところもあります。

足の裏にある「反射区」を押したりマッサージをすることで体に不要なものを流しやすくしたり内臓や脳が活性化される効果が期待できる療法です。

基本的な足のもみ方

まず、足の裏全体を押してみましょう。

足の裏全体を押してみて固いところや痛いところがあったら、その場所に対応する反射区をみてみましょう。

固いところ、遺体ところがある場合、その反射区と対応している臓器や体の部分が弱っているとうことです。
そのような場所には乳酸など体に不要なものが溜まっていて、反射区を押すなどの刺激を与えることでそれらが流れます。

足裏マッサージ用の棒なども市販されていますが、慣れないうちは指で刺激することをおすすめします。

足裏 反射区

もむ順序

次にもむ順序について説明します。

順序にしたがって実際にマッサージしてみましょう。

⓵ 足裏マッサージをすると、代謝が良くなり老廃物が流れ始めます。そのため、腎臓から膀胱に関係する反射区を最初にもみます。
腎臓➡尿管➡膀胱の順に、まず腎臓の反射区を押し、その後しごくように膀胱の方向に尿管の反射区をマッサージします。
そして膀胱の反射区をしっかりと押します。

⓶ 次に親指から小指まで、すべての指を一本ずつ刺激します。
特に痛みを感じる所があれば、丁寧にマッサージします。

⓷ 指をマッサージしたら、次は足の裏全体を指の方からかかとに向かってなで下ろすようにマッサージします。
この時、反射区の図をみながら普段気になる症状のある場所をしっかりと押します。

⓸ 足裏全体を丹念にマッサージしたら、最後にもう一度⓵と同じ要領で、腎臓➡尿管➡膀胱の順にマッサージします。

⓹ 足裏だけでも効果はありますが、足首まわりやふくらはぎ、膝の後ろなどをマッサージすると老廃物がより流れやすくなり、効果を感じやすくなると思います。

足裏マッサージ、便秘に効果のある反射区

慢性的な便秘をかかえていたり、お腹が張っている症状があるなど、腸の働きが弱くなっているときには土踏まずのかかと寄りにある反射区に痛みを感じたり、固く感じたりするかもしれません。

このような自覚症状が無くても、この腸の反射区を刺激することで腸の働きを活発にして便秘の改善へと導くことが期待できます。

人によっては、こちらの反射区を押している最中にお腹がゴロゴロと動き出すこともあります。

強さは無理をしない程度にしっかりと押します。
食べ物の通過する順序と同じ方向、横行結腸➡下行結腸➡小腸の順にマッサージします。

指が疲れるようなら、ゴルフボールを使ってコロコロころがしながらマッサージしても良いと思います。
毎日、腸の反射区を刺激することでしだいに腸の働きが良くなり便秘の解消につながります。

足裏マッサージ、良い睡眠を導く反射区

眠れないのは辛いものです。

眠る前のマッサージは、ゆっくりと押すことをおすすめします。あくまでも心地よい強さで、強すぎる刺激は交感神経を優位にしてしまうので逆効果になります。

  • ひとつめは頭部から首にかけての反射区で、ちょうど足の親指全体を指します。
    ゆっくりと親指全体をもみほぐすことで神経が静まり眠りに入りやすくなります。
    首のコリがあるときには親指の付け根に痛みを感じるかもしれません。
  • ふたつめはちょうど5本の指の下の地面につく部分です。
    反射区に置き換えると、リンパ腺や甲状腺、副甲状腺、肺などにあたります。
    この部分のマッサージは呼吸を深くして緊張をほぐす効果が期待できます。
  • みっつめは「湧泉」というツボの名前がある場所で、反射区でいうと「副腎」にあたります。
    ちょうど足の裏の土踏まずの一番上部になります。
    この場所をゆっくりと何度か押します。

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足裏マッサージ、腰痛を緩和する反射区

足裏マッサージ腰痛に効果のある反射区は足の裏から少し足首の方へあがった所、足裏の内側の側面になります。

足裏の内側の側面は脊椎に対応した反射区になっていて、全体をもみほぐすことで腰痛を緩和する効果が期待できます。

足裏だけでなく、足首まわりにもたくさんの反射区がありますので「足浴」しながらマッサージすると、より効果が高くなります。

好きなアロマオイルをお湯に数的垂らして足を温めながらマッサージすればよりリラックスできます。

足裏マッサージをする時に気を付けること

安全に効果的に行うために知っておきたいいくつかのことがあります。

こんな時は足裏マッサージをしない

⓵ 骨折している
⓶ 伝染病にかかっている
⓷ 吐血の後
⓸ 脳卒中、脳こうそくの直後(リハビリ中は医師に相談の上行いましょう)
⓹ 高熱がある
⓺ 妊娠中
⓻ 生理中

気を付けること

⓵ 食後1時間はもまない(食後は消化器官に血液が集まっているので、消化器官に負担になります)
⓶ もんだ後は白湯などを多めに摂る(カフェイン入りの飲み物は血管を収縮させるので避ける)
⓷ もんだ後は体を冷やさない(せっかく血液の循環が良くなっているので、冷やさず代謝を高める)
⓸ マッサージ後、気分が悪くなるなど何か不調を感じた場合は医師に相談する

以上、注意点です。

この他にも強すぎるマッサージや皮膚を傷つけるような器具を使ったマッサージはやめましょう。

それから、足裏マッサージをした後は代謝が良くなり老廃物が流れ始めるためトイレが近くなることがあります。
そのような時には可能な限り我慢しないで行くようにしましょう。

足裏マッサージの効果、まとめ

足裏マッサージは正しい方法で続ければ、体の調子を整えるための自分でできる簡単なとても効果のある方法です。

就寝前や風呂上がりに行うマッサージの他にも、上記にもあるようにゴルフボールをひとつバックに入れておき、仕事の休憩時間や長時間乗り物に乗る時などに軽く足裏をコロコロと刺激するだけでも疲れを溜めないためのひとつの方法です。

慢性の便秘を抱えた方や、肩や首にひどいコリを感じている方は時々リフレクソロジーのお店や整体院でプロの手による足裏マッサージを受けてみるのもオススメです。

プロの方からのアドバイスも受けられるので、普段の自分でする足裏マッサージにも効果が感じやすくなると思います。

ここでは足裏マッサージの方法の紹介をしましたが、セルフマッサージで体調を整えながら年に何回か全身の調整をすれば、より健康的な毎日を過ごすことができると思います。

こちらはカイロプラクティック、整体について詳しく書かれています。合わせてお読みください。
カイロプラクティックの効果は?整体との違いや危険性はどうなの?

寝る前のリラックスタイムにたった10分ほど行うだけで便秘の解消、睡眠の質、腰痛の緩和など様々な体の不調に効果のあるマッサージ、まだ経験したことが無い方も試してみませんか?

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