人の第一印象にも大きく影響するといわれる歯並び。
歯並びが良いと、それだけで人から好印象を持たれやすいといわれますが、逆に歯並びが悪いと、これが期待できないほか、普段の歯磨きが行き届きにくく、虫歯や歯周病といったお口のトラブルを招きやすいという悪影響もあるといいますから、「思い切って矯正して綺麗に治したい!」と思っている方、多いのではないでしょうか?
しかし、歯並びの矯正には時間や費用がかかりますし、当然ながら信頼できる医院を選び、失敗しない方法で効果的に治療したいもの。
そこで今回は、歯並びを矯正して綺麗になるまでにかかる期間や費用の目安から、効果的に治療を進めるための失敗しない医院選びの方法まで、詳しくご紹介しましょう。
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目次
歯並びの矯正にかかる期間とは?
歯並びの矯正(歯列矯正)は時間がかかる!
そもそも、歯並びを矯正する治療では、骨の代謝を利用し、体に負担をかけないよう時間をかけて少しずつ歯を動かすことで綺麗な歯並びへと導いていきます。
治療には、ブラケットやワイヤーと呼ばれる歯の矯正装置を装着するのが一般的で、定期的にこれの調整と経過観察を繰り返しながら、歯に少しずつ力を加えることで、徐々に歯を動かしていきます。
骨の代謝とは、わかりやすく言えば、骨が壊れたり生まれ変わったりする新陳代謝の働きのことですが、歯が動くスピードは1ヶ月に1ミリ程度と言われるほど微々たるもの。
むやみに無理な力をかけすぎてしまうと、歯のまわりの血管が圧迫され、代謝が正常に行われなくなって、かえって歯が動かなくなってしまったり、歯の周りに負担をかけてしまったりといったトラブルの原因になることがあります。
そのため、歯の矯正は、なるべく歯やその周りの組織の負担にならないよう、自然なペースで行われますから、それだけ時間がかかるというわけなのです。
矯正装置をつける期間の目安は?
歯並びの矯正にかかる期間は、治療する医院や治療法にもよりますが、矯正装置をつけてからはずすまでの期間(動的治療期間)は1年半~2年半くらいが一般的です。
ただし、これはあくまでも目安の期間ですから、実際には、患者の歯並びの状態や症状による難易度、抜歯矯正か否かなどに左右され、個人差がありますから、治療前の相談の際に提示してもらえる、予測治療期間をよく聞いておきましょう。
しかしながら、歯の動きが良いと期間が短縮されることもあれば、期間中、途中で事情により矯正装置をはずした場合や、通院できない場合などには長引くこともあります。
矯正装置をはずした後は?
矯正装置をはずした後、しばらくの間は、歯肉や歯周組織、骨といった、動かしたばかりの歯のまわりの組織が不安定で、治療前の歯並びに戻ってしまいやすい状態になっています。
せっかく矯正した歯並びが、このまま放っておくと元の形に戻ろうとして、また歯並びが悪くなってしまうことを「後戻り」や「リラップス」といいます。
そこで、これを防ぐため、矯正装置をはずした後、今度は保定装置を装着して歯の位置を固定させ、安定するまで経過を観察する保定期間に入ります。
保定装置は、「リテーナー」とも呼ばれ、矯正装置とは反対に、歯を動かさないようにする装置のことで、取りはずしできないものと、できるものがありますが、取りはずしできるタイプでも、歯を磨くとき以外は装着し続け、徐々に歯が安定してきたら少しずつはずす時間を長くしていきながら様子を見ていきます。
この保定期間も歯の状況などによって個人差がありますが、一般的に、歯の位置が落ち着いてくるまでに一年ほどはかかります。
そのため、歯の矯正が完全に終了し、綺麗な歯並びになるまでの治療期間の目安は、もちろん治療する医院や治療法、個人差にもよりますから一概には言えませんが、だいたい2年半~3年が一般的な目安となります。
治療にかかる費用は?
気になる歯の矯正にかかる費用ですが、歯の矯正は健康保険がきかない自由診療のため、設定されている費用やその内容は医療機関によって様々です。
また、治療法や、治療期間に左右されるのはもちろん、大人の矯正と子どもの矯正でも違いがあります。
ここでは一般的な治療法と費用の目安をご紹介しましょう。
大人の矯正(成人矯正)の場合は?
歯列矯正では、歯の表側に矯正装置を装着する表側矯正が一般的で、装置の装着、調整と経過観察の治療、装置をはずしたあとの保定装置による保定観察の治療まで、トータルの金額はだいたい80万円~100万円が一般的なようです。
一方、表側矯正とは反対に、裏側矯正(舌側矯正)や、表側矯正と裏側矯正を合わせたハーフリンガル矯正などもありますが、特殊な治療法になると当然ながら表側矯正のだいたい1.2〜1.5倍といったように費用はかさみます。
子どもの矯正(小児矯正)の場合は?
子どものうちから治療する小児矯正は、大人になってから矯正するよりも、永久歯を抜歯せずに治療できる可能性が大きくなることや、後戻りを最小限に抑えられるということがメリットとして挙げられます。
小児矯正は、小学校低学年くらいまでの年齢の子どもが対象の第一期治療と、永久歯が生えそろった小学校高学年以降の子どもが対象の第二期治療に分けられており、
まず第一期治療では、乳歯、あるいは乳歯と永久歯が混ざった状態の子どもを対象に、顎のバランスを整え、永久歯が綺麗に生えるための準備をする、主に骨格矯正の治療が行われます。
この費用の目安はだいたい30万円〜60万円で、これで治療が終わる場合もありますが、永久歯が生えそろい、顎の成長が終わってからでないとできない治療もありますから、数年後に第二期治療に移行するのが一般的。
この後の第二期治療では、ブラケットやワイヤーを用いての歯列矯正が行われます。
この第二期治療の費用ですが、第二期から治療を始めた場合の費用の目安が70万円〜100万円なのに対し、第一期と第二期を同じ医院で行う場合は、第二期の費用は安くなるよう設定されていることが多く、費用の目安は25万円〜65万円ほどに抑えられるのが一般的なようです。
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失敗しない!医院を選ぶ方法とは?
自分にあった治療法やペースで効果的綺麗な歯並びを目指すためには、やはり失敗しない医院選びがポイントになります。
ここでは、効果的に治療を進めるために注目しておきたい、医院を選ぶ方法をまとめてご紹介しましょう。
信頼・安心できる医院か?
まずはやはり、安心できる医院かどうかが大きなポイントになります。
臨床経験が豊富であったり、自分に似た歯並びの方の治療経験がある、といったように、確かな技術がある先生がいる医院を探しましょう。
特に、表側矯正より複雑な調整が必要な裏側矯正やハーフリンガル矯正を希望している場合は、担当医の技術や経験によって、治療期間や仕上がりが左右されることもあるようですから、慎重に選びたいもの。
また、気になることは何でも相談しやすく、疑問点や不安点にも丁寧に答えてくれる先生だと信頼できます。
矯正を始めたら、2~3年以上の長いお付き合いになるわけですから、担当の先生はもちろん、受付や電話での応対なども含め、親切で信頼できる医院選びにこだわっておくと、安心して治療を進めていくことができます。
治療前の契約・支払い等の条件は明確か?
治療前に、治療の方法や期間といった治療内容はもちろん、前述のとおり、矯正治療は健康保険がきかないため、総額の費用や、追加費用がかかるかどうか、追加費用が発生する条件など、費用の面まで細かく確認するようにしましょう。
例えば、提示された金額のほか、歯のクリーニング等のオプションの処置がかかるといった場合もありますから、料金と内容は納得するまで確認した上で契約することが肝心です。
費用の提示の仕方は医院によりますが、一般的には、治療前に費用の総額を提示してくれる総額制と、治療の項目別に料金が設定されていて、契約時に支払う装置などの基本料金とは別に、装置の調整や経過観察といった処置料が通院時にかかる別払い制とに分かれるようです。
総額制の場合なら、支払いの計画が立てやすく、治療が長期化しても追加料金が発生しないのがメリット。
ただし、総額制は治療期間が短縮した場合も金額は変わりませんが、その点、別払い制だと、治療期間に応じて処置料を支払うため、長期化した場合はもちろん費用がかさみますが、期間が短く済めば、それだけ余計な支払いをせずに済むという特徴もあります。
複数の医院を見比べる!
前述したとおり、矯正を始めたら、医院とは2~3年の長い付き合いが始まるわけですから、なるべく複数の医院を見比べ、通いやすい医院を選ぶようにするのが得策といえます。
例えば、希望の治療を行ってくれる医院が近隣にない場合は、遠方の医院に通うことになるかもしれませんが、なるべく立地や診療時間などから見ても長期的に通いやすい医院がおすすめです。
また、当然ながら、院内の清潔さや、治療器具の衛生管理などにこだわっている医院なら安心です。
最初の相談で医院を訪れる際には、院内の清潔感などにも着目し、なるべく複数の医院を見比べておくといいでしょう。
最後に
歯並びを綺麗に矯正すると、単に見た目のコンプレックスを解消できるというだけでなく、歯磨きがしやすくなって虫歯や歯周病予防になったり、歯の噛み合わせが良くなることで、顔のゆがみが取れたり、といった効果もあります。
歯並びが気になっている…という方は、ぜひご紹介したポイントも参考に、効果的に治療ができ、安心感や信頼感のある医院探しから始めてみてくださいね!
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HARU
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