子どもが片言の言葉をしゃべり始め、大人の真似をしようとして、にっこり笑うと日々癒されますよね。
寝ているばかりだった赤ちゃんが寝返りをする瞬間、一人で歩けるようになる瞬間、新たな成長の瞬間瞬間に立ち会えるのはお母さんの特権でもあります。
そうした子どもにとっての初めてを一緒に共有することができて、子育てをしているとほっこりすることもたくさんあります。
そんな我が子がついに噂のイヤイヤ期に突入してしまったのでは?という瞬間もいずれ訪れる時が出てくるでしょう。
これも成長と嬉しい反面、寝返りや歩けるようになった時のようにただ喜ぶことはできないのがイヤイヤ期。
昨日まではあんなに素直で私たちが何か言ってもニコニコしていた可愛い子どもが、突然何を言っても「イヤ」と首を横に振るようになり、時には癇癪を起して地面に寝そべっては大泣きをすることもあるでしょう。
家の中ならまだしも、それが公共の場でもところかまわず起きるのがイヤイヤ期です。
スーパーのおもちゃ売り場やお菓子売り場で2歳や3歳くらいの子どもが物を買ってほしいと床に寝転がって泣いているのを見かけたことがある人も多いと思います。
自分の子どもが泣いていると「あんなに泣かせて」や、「早く機嫌をとったらいいのに」などと思われているのではないかと周りの目も気になってしまいますよね。
子どもは大きな声で泣いているし、何をしてもダメという経験をしたことがある人も多くいるのではないでしょうか。
けれど、子どものわがままに対して泣いているからと我が儘を通してしまってもいいのか、それとも泣き止むまで放っておいたり泣いている自分の子を無視したりしてもいいものなのか自分の中で葛藤したこともあると思います。
今回はそんな2歳、3歳の時期に起こるイヤイヤ期について、どうしてイヤイヤ期というものがあるのか、またどのように対応していけばよいのかをお話ししたいと思います。
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イヤイヤ期とは
イヤイヤ期とは第1反抗期のことで魔の2歳児ともいわれていますよね。
魔の2歳児と言われるように、1歳半ころから始まり3~4歳ころまでに落ち着くことが多いです。
そしてピークが2歳過ぎにやってくるのが特徴です。
このイヤイヤ期、親にとっては子どもの手を焼くとても大変な時期で周りにイヤイヤ期を迎えていない子がいるとどうして自分の子どもはこんなにイヤイヤ期がひどいのかと頭を悩まされることもあると思います。
しかし、イヤイヤ期とは子どもの成長の過程でなくてはならない大切なものなのです。
この頃の子どもは良い悪いの区別がないままに自己主張をしています。
これは自我が芽生えてきたということが言えます。
今までは大人との関係の中で受動的だった子どもですが、このころになると能動的になってくるのです。
そしてこのイヤイヤ期を経験することによって、感情をコントロールする方法を身に着けたり他人への思いやりを身に着けたりするすることもできるようになってくるのです。
そう考えるとこれも大きな成長のように感じますよね。
しかし、まだ2歳。
自分の感情をコントロールする力は弱く自己主張が通らないと、どうしてよいのか分からず癇癪を起してしまったり床に転がって大泣きしてしまったりするのです。
では、そんな時にどのような対応をしたらよいのでしょうか。
まずは、子どもの内面で何が起きているのかをお話ししたいと思います。
子どもがイヤという理由
子どもがイヤというのにはいくつかの理由があります。
まず、自己主張したい気持ちはあるのですがまだ言葉が未熟でうまく伝えられないということです。
うまく伝えられないから、親にも自分の気持ちを理解してもらえずもどかしい気持ちを子どもも抱えているのです。
次に、親のいうことに対してやりたくない、またはまだ親に甘えたいという気持ちからくるものです。
赤ちゃんに比べると大きくなってきた2歳。
けれど、まだ産まれてきてたったの2年しかたっていないのです。
身の回りのことも徐々に自分でできるように身に着けていきたい時期ではありますが、子どもにとってはまだまだ甘えていたい時期でもあるのです。
それとは逆に自分でやりたいという気持ちも出てきます。
しかし、まだ手先や体の使い方が器用ではなくやりたいけど出来ないという壁にぶつかることも多々あります。
そして、この時期の子どもは指示されるのが嫌というのもあるようです。
その外には、眠たい、お腹がすいたなどの体調不良からくるものもあるでしょう。
こうした様々なことが原因で子どもは日常の些細なことでイヤイヤと言っているのです。
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イヤイヤ期の対応
この時期の親の対応で大切なことは子どもの気持ちをしっかりと受け止めてあげることです。
そして意見を認めてあげることです。
そうすることによって子どもの自己肯定感が育ち、スムーズに自立へと向かっていくことができます。
つまりこの時期はお母さんとのコミュニケーションンが大切だということです。
逆に親がしてはいけないこともあります。
それが「もう知らない」と子どもを突き放すことです。
この「もう知らない」という突き放し行為、子どものイヤイヤに対してイライラしているとつい言ってしまっているお母さんも多いと思います。
けれど、自分のことを認めてもらいたい子どもにとってこの突き放し行為は子どもにとってとても傷つくものとなります。
それと同じくらい言ってしまいがちなのが「いい加減にしなさい」や「お母さん、怒るよ」と怒る言葉です。
この言葉、子どもにとってはとても曖昧なもので「いい加減にしろ」と言われてもどうしてよいのか分からないのです。
そしてお母さんが怒るという言葉でさらに恐怖を植え付けてしまいます。
怒るわけではないけれど、交換条件を出すのもNGです。
「〇〇しないと鬼さんが来る」など怖い条件を出すと子どもは冗談が通じず本気に受け取ってしまい親のいうことを聞かなければならなくなります。
このようなネガティブな言葉を子どもに対してぶつけていくことで、子どもは「自分の気持ちを言ってはいけないんだ」「私はダメな子なんだ」と思うようになり自我の発達に悪影響を及ばしたり、自立への障害になります。
かといって、子どもの要求をすべてのむことはできませんよね。
すべての要求を呑んでいたら、子どもはなんでも思い通りになると考えるようになります。
大人の自分勝手な要求を出さないようにしつつ子どもの言いなりにもならないようにしましょう。
こう一言で言ってもとても難しいですよね。
けれど、上手に子どもの主張を聞きつつ、できないことは出来ないと伝えることです。
それでも無理な時は子どもがクールダウンするまで根気強く待ちましょう。
子どもも長い間泣いていると何で自分が泣いているのか分からなくなってきます。
その時にスッと子どもの気持ちを切り替えてあげることが大切です。
最後に
今回のお話でイヤイヤ期がなくてはならない大事なものだということがわかっていただけたと思います。
イヤイヤ期を通らなければ、思春期以降に起きる反抗期がとても大きいものになってきます。
子どもの何を言ってもイヤと返ってくることにお母さんもイライラしてしまいがちですが、子どもも自分の中で葛藤しつつ成長していっているんだということを理解して根気強く付き合っていってあげましょう。
大好きなお母さんに認めてもらえることで子どものイヤイヤ期も早く収まることでしょう。
コミュニケーションをしっかりとり、親子の絆がさらに密なものになるといいですね。
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HARU
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