「キャベツダイエット」という方法をご存じでしょうか?
その言葉通り、キャベツを食べるというダイエット方法です。
キャベツといえば、回鍋肉やコールスローサラダなどにも使われ、特に春キャベツは柔らかくて、甘味も十分に感じられます。
いろんな料理に使うことの出来るキャベツは、主婦にとって頼もしい食材のひとつです。
しかしダイエットに当たっては、キャベツを加熱した方が良いのか、それとも生のまま頂くのが良いのか、悩みますよね。
栄養素には、加熱すると吸収率が上がる物もありますし、一方で生食の方が効率よく体内に吸収される物もあるからです。
さらにキャベツダイエットを行う期間や危険性もあるのなら、成功させるためにも知っておきたい所ですよね。
今回は、キャベツにはどんな栄養素が含まれていて、どんな効果があるのか。
そしてキャベツダイエットの方法や、実施する期間や危険性も踏まえ、ご紹介していきたいと思います。
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キャベツダイエットの効果
(1)腸内環境の改善
キャベツには食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えるのに効果があります。
腸内環境を整えるという事とダイエットをするという事には、密接な関係がある事をご存じでしょうか?
便秘であると、老廃物を排泄できないため、毒素が体に溜まり続けてしまいます。
上手く解毒できなくなった体は、吹き出物や下腹部膨張感など、多くの不快な症状を出すのです。
ダイエットにおいては、余分な糖分や脂質などが、便秘により排出されないので、腸から再吸収されてしまうのです。
また、溜まった毒素が血液に取り込まれ、代謝を低下させる原因にもなります。
このことから、キャベツに含まれている食物繊維で腸内環境を整え、便を溜め込まないようにすることが大切なのです。
(2)胃腸の健康を保つ
キャベツに含まれている成分には、「キャベジン」と呼ばれる成分もあります。
キャベジンは別名ビタミンUと呼ばれていますが、正式なビタミンでは無く、他のビタミンの働きを補助する成分として知られています。
またキャベジンは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に効果を発揮し、胃腸の健康を保つ働きをします。
胃潰瘍とは、胃に対する粘膜の保護機能が弱まり、分泌された胃酸によって炎症を起こし、粘膜がただれてしまう病気です。
進行すると、胃に穿孔(穴が開いて、内容物が漏れる状態のこと)が出来てしまうため、早期発見が必要なのです。
一方の十二指腸潰瘍は、胃潰瘍に比べて悪化するスピードが早く、出血や穿孔を伴いやすいと言われています。
これらの疾病にキャベジンは有効で、傷付いた粘膜を修復してくるのです。
ちなみに、ビタミンUの「U」は、潰瘍(Ulcus)の頭文字でもあるのです。
他にも、アレルギー症状を緩和させる事も出切るので、花粉症の方にはオススメの栄養成分だと言えますね。
キャベジンは熱に弱く、また水溶性である事から茹でずに生食しましょう。
生で食べる事により、キャベツに含まれている他のビタミンも壊すことなく、体内に取り入れることが出来ます。
特にビタミンCは、ビタミンUと同様に水溶性ビタミンで、熱に弱いことから、茹でてしまうのはNGです。
ビタミンCはコラーゲンの合成に必要不可欠だったり、鉄の吸収を促進する効果があることから、加熱調理を避けましょう。
(3)血液凝固因子の活性
キャベツにはビタミンKと呼ばれる栄養素が含まれています。
ビタミンKは、脂溶性ビタミンのひとつで、先ほどのビタミンUとは異なり、油に溶けやすいビタミンとなっています。
このビタミンKは、転んで出血した際などに、血液を固める凝固因子であるフィブリンを活性化させます。
他にも骨からカルシウムの流出を防ぎ、骨粗鬆症を予防するのに効果的なビタミンです。
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キャベツダイエットの方法
キャベツダイエットは、食前にキャベツを食べるという方法です。
キャベツを一口サイズに切り、時間をかけて食べます。
この時、ドレッシングを用いる場合は、ノンオイルドレッシングを選びましょう。
市販されているドレッシングは、食用油が使用されている事が多く、大さじ1杯だけでもカロリーがあります。
最近は、健康志向の高まりから、油を使用していないノンオイルドレッシングが出回るようになりました。
ノンオイルでも野菜を美味しく頂けるものが多いため、お気に入りのドレッシングを見付けてみても良いと思います。
このダイエット方法は、時間をかけてキャベツを食べることにより、普段の食事量が減っていきます。
しかし、あまり噛まずに飲み込んでしまうと、ゆっくり噛んだ場合に比べて、満腹になる早さに差が出てきます。
ゆっくり噛んだ方が満腹になりやすく、そして胃に負担を掛けにくいです。
よく噛むとほんのり甘さを感じられるので、キャベツダイエットを行う場合は、その甘さを味わう様に、ゆっくり時間をかけて召し上がりましょうね。
スーパーに行くと、キャベツは季節を問わず、年中並べられています。
他の野菜に比べ、同じ値段でもキャベツの方が重く、コストパフォーマンスに優れた野菜と言えるでしょう。
またキャベツは芯の部分を取り除けば、保存期間を長くする事が出来ます。
以上の事から、家計に優しいダイエット方法とも言えます。
キャベツダイエットは、食事前だけでなく、おやつの時間や小腹が空いた時にも食べれるヘルシーな食品です。
その際も、よく噛んで、満腹中枢を満たすようにしましょう。
お菓子と比べて胃に優しく、血糖値が急激に上昇しないため、脂肪として蓄えられるということが少ないです。
さらに、多くのお菓子は砂糖が使われており、その砂糖を消費するには、体内のビタミンやミネラルを使用しなければなりません。
すると代謝に必要なビタミンやミネラルが不足し、ダイエットをする際の足枷になります。
しかしキャベツは、砂糖を含んでいないので、代謝が下がるどころか、キャベツに含まれるビタミンにより、体に対して有益な効果を与えてくれるのです。
また空腹の時間が長いと、次の食事で多目に食べてしまう傾向があるので、どか食い防止のために、キャベツを摘まむことはオススメと言えます。
キャベツダイエットの注意点
キャベツは元々低カロリーなので、必然と摂取カロリーが減少し、痩せることが出来るのです。
しかしカロリーが低いからと言って、そればかり食べるのは大変危険です。
痩せる所か、生命の危機に関わってくるため、決して行わないで下さい。
食前に食べるという方法なら、理想とする体重になるまで続けて頂いて構いませんが、キャベツだけを食べる方法は、期限を設ける以前に、行わないようにしましょうね。
基礎代謝が低下し、ダイエット前より太りやすくなってしまうからです。
キャベツダイエットをする時は、意識してたんぱく質も摂取してください。
ダイエットでは、どうしても栄養が偏りがちで、必要な栄養素を補給することが出来ず、筋肉が痩せ細ってしまいます。
そうすると、リバウンドしやすくなるだけでなく、美しいプロポーションを保てなくなるので、たんぱく質を意識して摂取しましょう。
1日の目安は約70gです。
卵1個で7g、鶏むね肉100gで22g、木綿豆腐一丁で19gのたんぱく質を摂ることが出来ます。
1種類の食品から70gのたんぱく質を摂るのは大変なので、様々な食品から摂るようにしましょう。
最後に
いかがでしたか?
「キャベツダイエット」では、生のキャベツを食前に食べるだけで、摂取カロリーを抑えるという方法でした。
もし貴方が「キャベツの臭いが嫌い」という場合は、軽く茹でる程度に抑えて食すのも良いでしょう。
あまり加熱しすぎると、せっかくのビタミンが流出してしまうからです。
また、キャベツだけを食べるのは決してせず、たんぱく質などを意識して食べるようにしましょうね。
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HARU
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