貴方は味噌汁を毎日飲みますか?
近年は食の欧米化により、昔に比べて食卓に上がる頻度が少なくなってきました。
しかし、味噌は私たちにとって馴染みの深い調味料のひとつであり、健康効果が多く含まれています。
傷ついた筋肉の回復、整腸作用、ガンになるリスクを低下させるなど、味噌を食べることによる効果は絶大です。
ですが、健康志向の高まりにより、味噌に含まれている塩分が気になるという方もいらっしゃるでしょう。
今回は、魅力が多く含まれた味噌を使う「味噌汁ダイエット」の方法や効果、そして塩分に関する情報をご紹介していきたいと思います。
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目次
味噌汁ダイエットの方法
その名の通り、味噌汁を食卓に取り入れてダイエットする方法です。
味噌汁を1日3食に取り入れる方法や、一食だけ取り入れる方法など、自分のライフスタイルに取り入れやすいのが味噌汁ダイエットの特徴です。
具材に用いる野菜はなんでも良いですが、ジャガイモやニンジンなどの根菜類ばかりを味噌汁に入れてはいけません。
というのも、ごはんを主食としている方にとっては、糖質の過剰摂取に繋がる可能性があるからです。
糖質の過剰摂取は、栄養バランスが乱れるだけでなく、消費しきれなかった分が細胞に蓄積され、肥満に繋がるからです。
なので、味噌汁の具材に用いる野菜は、根菜類ばかりだったり、1種類だけではなく、数種類を選択するようにしましょう。
こうすることで、脂質の少ない上、低カロリーな具材なのに、満足感を得ることが出来ます。
「野菜やキノコ、海藻をたっぷりと使い、食物繊維やビタミンに富んだ味噌汁にしましょう」
そして、この味噌汁ダイエットでは、夕食に置き換えることをオススメします。
というのも、現代人は朝食より夕食に多く食べる傾向があります。
夜は日中に比べて活動時間が短く、さらに体を動かさないので、摂取したカロリーがなかなか消費されず、どうしても体内に脂肪として蓄積されがちです。
このことから、もし置き換えるとしたら夕食にしましょう。
また、置き換えるのではなく、メニューのうちのひとつとして利用するのも良いでしょう。
野菜を多く食べる事が出来ますし、かつ丼やカレーなどのメニューに比べて、カロリーを抑えることが出来ます。
味噌汁は基本的に温かい飲み物です。
温かい飲み物は体の中から温め、代謝を上げることが出来ます。
また、食事の際に味噌汁を取り入れることで、食事における満足感も高まり、食べすぎてしまうのを防ぎます。
ゆっくり噛んで、味わう様に頂きましょう。
味噌汁ダイエットの効果
味噌汁に用いる味噌は、植物性たんぱく質である大豆から作られています。
大豆にはロイシンやイソロイシンといった、脂肪燃焼効果のあるアミノ酸が含まれており、ダイエットにおいて強力な味方となってくれます。
また、味噌には大豆ペプチドが含まれています。
大豆ペプチドとは、大豆たんぱくを分解したもので、普段の食事からとるたんぱく質よりも小さく、消化吸収しやすい形になっています。
お肉やお魚といったたんぱく質は、栄養分として吸収されやすい大きさまで分解されますが、味噌に含まれている大豆ペプチドは、既に分解された後です。
このことから、お肉やお魚といったたんぱく質に比べて消化吸収しやすく、栄養分を効率よく摂取することが出来ると言えます。
また、大豆ペプチドには、腸内環境を整える効果があるので、便秘対策としても利用することが出来ます。
他にも、筋トレや激しいスポーツで傷ついた筋肉に働きかけ、素早く回復することが出来たり、基礎代謝を増加させ、効率よく脂肪を落とすためのダイエットをサポートしてくれます。
そして、味噌に含まれている乳酸菌には、体内の悪玉菌を退治し、善玉菌を増やす働きをしてくれます。
悪玉菌が多いと、体臭や口臭がきつくなるだけでなく、大腸がんのリスクが高まったり、太りやすくなります。
このことから悪玉菌ではなく、善玉菌を増やす食生活に切り替えましょう。
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味噌汁ダイエットの注意点
たんぱく質が豊富な食材を組み合わせたり、メニューに取り入れる
味噌汁ダイエットに用いる具材は、野菜やキノコなどの低カロリーな食材です。
味噌には大豆たんぱく質が含まれていますが、味噌だけでは1日に必要なたんぱく質を賄えることが出来ません。
たんぱく質は、私たちの体を正常に動かすために必要な栄養分です。
皮膚や血液、髪を作り出す役割をしているので、ダイエットだからと言って、味噌汁で3食を賄うことのないようにしましょう。
もし、味噌汁の他にメニューを作る時間がないという方は、味噌汁に鮭を加えた「ちゃんちゃん汁」や、鶏肉を加えて「けんちん汁風」にしても美味しく食べることが出来ます。
スーパーやコンビニのお惣菜は美味しいですが、その分塩分も高めですよね。
ところが手作りする場合は、自分で塩分濃度を調節できますし、作り置きしておけば、時間短縮にも繋がります。
おいしさを保ったまま塩分をカットする方法
味噌汁ダイエットでは、味噌を利用しますが、ここで「塩分の量は大丈夫なのかな?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
確かに、お米やお肉に比べると塩分が含まれています。
もし、味噌汁ダイエットを用いる中で、貴方が1食の間に何杯もの味噌汁をおかわりしたり、塩分の多いおかず(例えば醤油をかけすぎたお浸しなど)を組み合わせているのなら、見直さなくてはなりません。
塩分は、浸透圧の働きに必要な物ですが、摂りすぎるとむくみを招き、なかなか痩せることは出来ません。
しかし、1食あたり1杯の味噌汁であるならば、そこまで深く考える必要は無いでしょう。
また、野菜や海藻にはカリウムが含まれています。
カリウムは体内の過剰なナトリウムを体外へ排出する役割があるので、むくんでいる方にはオススメの食材です。
むくみが気になる方は足のむくみの原因は?!痛い、しびれる、眠れないときは?も併せてご参照下さい。
それでも塩分が気になるようでしたら、減塩味噌を用いて味噌汁を作りましょう。
また、だし汁を使うと味噌の量が少なくても美味しく感じる事が出来ます。
昆布やかつお、いわしなど、だし汁を組み合わせてオリジナルの味噌汁を作ってみるのも良いかもしれませんね。
ダイエットは続けることが大切なので、飽きないように、味や食感に工夫をしてみましょう。
味噌汁の栄養を逃さない為に
味噌には乳酸菌が多く含まれていますが、加熱しすぎると効果が減ってしまうだけでなく、味や風味が損なわれます。
そうならないように、味噌を溶く時は、火を止めてからにしましょう。
味噌汁ダイエットにおける調理の仕方
根菜類
大根やニンジン、ジャガイモ、サツマイモなどは、好みの大きさに切った後、水の状態から鍋に入れて加熱していきます。
これらの食材は、他の食材よりも火の通りが悪いため、時間短縮のために水から加熱させましょう。
またサツマイモは、皮ごと食べたほうが栄養を余すことなく取り入れることが出来ます。
皮を食べることに抵抗がなければ、皮ごと頂くことをオススメします。
キノコ類
しいたけや舞茸などのキノコ類は、冷凍しておくと栄養価がアップすることをご存知でしたか?
キノコに含まれるグアニル酸やアスパラギン酸などは、冷凍しなかったときに比べて2倍以上も増加します。
これらの成分は、生活習慣病の予防を始めとして、脳機能の活性化、疲労回復効果があります。
また、うまみ成分としても利用されており、味噌汁に取り入れることで、塩分の量を抑えることが出来ますね。
そしてキノコキトサンと呼ばれる成分が含まれているのです。
この成分には、コレステロールを低下させる効果や、脂肪の燃焼を促進させる効果もあり、ダイエットしている方だけでなく、健康を意識した方に対しても、積極的に摂取していただいたい食品のひとつと言えます。
最後に
いかがでしたか?
「味噌汁ダイエット」は、日本人にとって挑戦しやすいダイエット方法ですね。
自分好みの味噌やだし汁を見つけて、料理のレパートリーを増やしてみるのも面白いと思いますよ。
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HARU
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