赤ちゃんが生まれるのは待ち遠しいけれど、いざ生まれれば赤ちゃん中心の生活になり、夫と二人で過ごす夫婦の時間はなかなか持てないものです。
最近ではマタ旅(マタニティ旅行)なんていう言葉もよく耳にするようになりましたが、妊娠中のうちに旅行に行って楽しい思い出を作りたいという人も多いのではないでしょうか?
私もまたそう考えた一人で、妊娠6ヶ月の時に旅行を楽しみました。
ただし、妊娠期間のいつからいつまで大丈夫なのか、飛行機は大丈夫なのかなど、妊婦ならではの気になる問題もあります。
お腹の赤ちゃんに負担がかからない安心安全な旅行にするにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
今回は、妊娠中の旅行は大丈夫なのか、また、飛行機に乗るときの注意点について調べてみました。
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目次
妊娠中の旅行は大丈夫?
はじめに妊娠中の旅行はしてはいけないということはありません。
ただし、まずは主治医の先生に旅行に行こうと思っている旨を相談し、確認してみるがよいかと思います。
私は旅行の計画をしだした頃に主治医の先生に行ってもよいか聞いてみました。
すると、「今の状態なら行っても大丈夫ですよ」と回答いただき、安心して旅行することができました。
旅先でのリスクを減らすためにも、一言聞いてみることをオススメします。
また、妊娠中の旅行に向けての準備として、妊娠中の旅行、持ち物のおすすめは?時期によっても教えます!を参照下さい。
妊娠中の旅行はよい気分転換になりますし、ストレス発散のよい機会にもなります。
医師に相談した上で、無理のないスケジュールにするなどして、安全に楽しみたいですね。
妊娠中の旅行はいつまで?
では、妊娠中の旅行に向いている時期はいつからいつまでなのでしょうか?
いわゆる安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月(16週)から7ヶ月(27週)がオススメです。
妊娠初期と呼ばれる3、4ヶ月頃はつわりに苦しむことが多く体調が不安定な時期ですが、一般的には5ヶ月になると落ち着くことが多いです。
5ヶ月頃に胎盤が完成するため母体が安定する時期だからです。
一方で、妊娠後期と呼ばれる8ヶ月以降になると、お腹が大きく重くなり、妊婦自身が動くのが大変になってきます。
胎児の動きも活発になり、貧血や頻尿といったマイナートラブルも起こってきます。
全期間を通して比較すると、やはり安定期である妊娠中期が、体調が安定しておりお腹もまだ小さく動きやすいので、最も旅行を楽しみやすい時期と言えます。
妊娠中の飛行機は大丈夫なの?
妊娠している時に飛行機に乗ることに不安を感じる妊婦さんは多いのではないでしょうか?
しかし、旅行の時以外にも、里帰り出産のために飛行機を利用しなければならないケースもありますし、飛行機を利用している妊婦さんは実は数多くいます。
妊娠中の利用では胎児への影響などが心配かと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?
まず、結論から言うと、妊娠中どの期間でも、主治医の先生から許可を得られれば飛行機の搭乗は問題ないとされています。
ただし、リスクを考えると旅行同様にオススメの時期はやはり安定期である5カ月から7カ月の間です。
ちなみに妊娠後期になると、妊婦の搭乗に制限がかかる期間があるので注意が必要です。
ご自身の妊娠スケジュールに合わせて、利用するタイミングを考えてみてはいかがでしょうか。
- 出産予定日の28日前から8日前までは診断書・同意書の提出が必要
- 出産予定日が7日以内の場合は診断書・同意書の提出と医師の同伴が必要
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妊娠中の飛行機の注意点
飛行機は気分が悪くなってもすぐに降りることはできません。
ずっと同じ姿勢が続き体を動かしづらいなど、不自由な部分もあります。
利用する際は、搭乗中にトラブルが起きないように事前に準備をし、飛行機の中での過ごし方も工夫することが大切です。
では、快適に過ごすためにどのような準備や工夫をしたらよいでしょうか?
意識的に水分を多くとる
飛行機の中は湿度が低く、体の中の水分が奪われがちになります。
血栓症になるリスクがあるため、こまめに水分を摂るようにしましょう。
こまめに足を動かすなど運動する
長時間同じ姿勢でいることになり、体の血流が悪くなりがちです。
1時間おきに立ってみたり、座った状態でも足を動かすように気をつけましょう。
乾燥対策にマスクを身につける
飛行機内は乾燥しがちです。
そのためにインフルエンザなどの感染症も起こりやすい環境となります。
感染症にかからないためにも保湿のためにも、マスクの着用がオススメです。
炭酸飲料は飲まないようにする
地上と上空との気圧の変化によって、腸の中のガスが膨張します。
炭酸飲料を飲んでから搭乗すると、より一層お腹が圧迫されてしまうので体調を崩しやすくなります。
搭乗前は飲まないようにしましょう。
席の予約を通路側やトイレ近くにする
妊娠中は頻尿でトイレの回数が増えるため、トイレに行きやすい席がオススメです。
また、エコノミー症候群の対策に気軽に席を立ちやすくトイレにも行きやすい点から、通路側の席の方が気兼ねなく過ごせるでしょう。
ゆったりとした服装にする
狭い席で長時間過ごすため、体を締め付けるような服は血流を悪くしてしまいます。
特にお腹まわりはゆったりとした服にしましょう。
靴も脱いでスリッパで過ごすと楽です。
また、シートベルトが締め付けが気になるようなら、お腹の大きい妊婦でも着用できる延長ベルトがあるので、借りてみてもよいと思います。
妊娠中に飛行機を利用する時に受けられるサービス
国内線のJAL、ANAとも妊婦が利用する際にサービスを受けることができます。
では、どのようなサービスが受けられるのでしょうか?
JAL(日本航空) ママおでかけサポート
- 事前座席指定サービス
- 事前改札サービス
- 「ママ&ベビーおでかけサポートガイド」配布
ANA(全日空)
- 事前座席指定サービス
- 事前改札サービス
- 電動カートサービス
- マタニティマークタグの配布
各社とも、妊婦は優先的に搭乗ができるように事前改札をしてもらえます。
先に搭乗することで、一般の方とぶつかったり転倒するリスクを避けることができます。
JALの「ママ&ベビーおでかけサポートガイド」は、機内での過ごし方など赤ちゃん連れにとって必要な情報がまとめられている小冊子です。
赤ちゃんにとって嬉しい絵本も付いているそうです。
機内でも申し出ればもらえるようなので、機内の読み物にもよさそうです。
また、ANAでは、羽田空港第2旅客ターミナル限定で、搭乗口までの長距離歩行が難しい妊婦のために荷物運びを手伝ってくれる電動カートのサービスがあります。
その他、マタニティーマークとANAのコラボマークの配布もあり、飛行機利用のちょっとした記念品としてもよいかもしれません。
各社サービスを行っているので、利用する航空会社に事前に電話やインターネットで確認したり、空港で問い合わせてスタッフに相談してもよいですね。
最後に
妊娠中の旅行は、よい気分転換とストレス発散になり、赤ちゃんが生まれるまでの残りわずかな夫婦二人での時間のよい思い出にもなります。
生まれた後だとなかなか旅行にも行けないし、行くとしても行き先は子供中心の選定になりがちです。
妊娠中だからこそ楽しめる、夫婦での旅を是非満喫したいものですね。
また、その交通手段としての飛行機についても、胎児への影響など心配ばかりが目に付きがちですが、短い移動時間で長距離移動ができるというメリットもあり、飛行機を使う方がよい場合もあります。
大切なのは、体調を見ながら無理なく利用することです。
妊婦向けのサービスも充実していますし、それらをうまく取り入れて快適な空の旅をしたいですね。
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HARU
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