ワインに多く含まれるポリフェノールが健康や美容の味方であることが広く認知され、ワインブームが起きました。
そんなポリフェノールが含まれるのはワインだけではありません。
ポリフェノールは様々な食べ物や飲み物に含まれ、ポリフェノールの美容効果や、美肌効果を知ると、食生活を変えずにはいられなくなります。
そんなポリフェノールの効果、種類や摂取量についてご紹介いたしましょう。
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目次
ポリフェノールの効果
ポリフェノールには強い抗酸化作用があります。
体内の活性酸素が増えれば増えるほど、私たちの体は酸化します。酸化することは老化を意味します。
抗酸化物質であるポリフェノールを摂取することで、この酸化を防ぐことができます。
抗酸化物質であるポリフェノールは酸化されやすい性質があるため、私たちの体が酸化されるよりも先に酸化することで私たちの体を酸化から守ってくれるのです。
活性酸素の除去は、シミ・シワ・たるみなどの老化防止につながります。
歯や骨が弱くなったり、筋力が落ちていると感じる場合も活性酸素が影響している可能性が大いにあります。
そして、薄毛にも活性酸素が影響しています。毛髪は18種類のアミノ酸で形成されています。毛髪が育ったり、新しく生えたりするためにはアミノ酸が欠かせません。
体内の活性酸素が増えると、増えた活性酸素を除去するためにアミノ酸が働きます。活性酸素の除去にアミノ酸を奪われると、毛髪は栄養不足となり薄毛になります。つまり、活性酸素を除去することが薄毛対策になるのです。
さらに、活性酸素の除去はアトピー性皮膚炎・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・がんなどの病気を予防・改善する効果があります。
体の酸化を防いでくれるポリフェノールは、アンチエイジングだけでなくあらゆる病気から守ってくれるのです。
活性酸素を減らす食べ物や飲み物については活性酸素を減らす食べ物や飲み物!美容への影響は?をご参照ください。
美容、美肌にいいポリフェノールの種類
ポリフェノールは5,000種類以上存在します。
身近なポリフェノールとしてはカテキンやカフェインが代表的です。カテキンやカフェインはお茶やコーヒーに多く含まれます。
お茶やコーヒーをよく飲む習慣のあるひとは、実はポリフェノールを日常的に摂取しているのです。
その他にもゴマに含まれるセサミン、タマネギに含まれるケルセチン、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなど、さまざまな食品にポリフェノールが含まれています。
数多く存在するポリフェノールの中で、美容、美肌にいいポリフェノールの種類をご紹介いたしましょう。
レスベラトロール
赤ワインにはアントシアニン、カテキン、シンプルフェノールなど数多くのポリフェノールが含まれます。
中でもレスベラトロールはとても注目度の高いポリフェノールで、「スーパーポリフェノール」と呼ばれています。
レスベラトロールはメラニン色素をつくる細胞に作用し、メラニン形成を抑える効果があり、美肌につながります。
スーパーポリフェノールと呼ばれる理由はこれだけではありません。
レスベラトロールは寿命を延ばす遺伝子「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがあります。そして、動脈硬化、がん、認知症などを防ぐ効果が期待されているのです。
赤ワインの摂取量
ポリフェノールの1日に必要な摂取量は1,500mgとされています。
赤ワインは飲み物の中で、ポリフェノール含有量が一番多い飲み物です。
赤ワイン100mlにポリフェノール230mgが含まれています。ワイングラス2杯程度でポリフェノール500mgを摂取することができます。
赤ワインはアルコールでもあるため、赤ワインだけで1日に必要な1,500mgを摂取しようとせず、ワインは1日1~2杯にし、他の食品から組み合わせて摂取することをおすすめします。
カカオポリフェノール
カカオポリフェノールとはカカオ豆に含まれるポリフェノールで、カカオポリフェノールはチョコレートやココアに含まれており、ポリフェノール含有量はワインよりも多いと言われています。
カカオポリフェノールは皮膚の炎症を抑え、肌の血行を促進し、また保湿力を高め、肌のきめを整える効果があります。
また、カカオには亜鉛が含まれます。亜鉛は細胞をつくるときに必要なミネラルですが、細胞の修復効果があるためチョコレートやココアはさらに美肌の強い味方といえます。
また、カカオポリフェノールにはリラックス効果もあります。ストレスを緩和し、抗ストレスホルモンの分泌を抑制することでもまた美肌効果につながります。
カカオポリフェノールの摂取量
チョコレートの香ばしい匂いはポリフェノールによるものです。ホワイトチョコレートにはカカオポリフェノールはほとんど含まれません。カカオが多く含まれている高カカオチョコレート(カカオ70%以上)に多く含まれ、苦ければ苦いほどカカオポリフェノールが多く含まれているといえます。
カカオポリフェノールは、1日に200mg~500mgを数回に分けて摂取することが理想的だと言われています。
ビターチョコレートの場合15g~20gでカカオポリフェノール210mg~280gを摂取でき、ピュアココアの場合1杯(4g)でカカオポリフェノール200mgを摂取できます。
少ない量で1日分のカカオポリフェノールを摂取できるため、継続のしやすさが魅力的ですね。
りんごポリフェノール
りんごポリフェノールはその名の通り、りんごに含まれるポリフェノールの総称です。
りんごポリフェノールには、メラニン色素の過剰生成を抑制する働きがあり、美肌効果があります。
そして、りんごポリフェノールには美肌効果だけでなく、血流の改善や口臭予防などの効果があります。
口臭の主な原因はメチルメルカプタンという成分です。りんごポリフェノールはこのメチルメルカプタンの増加を半分以下に抑える働きがあり、口臭を抑えることができるのです。
また、りんごポリフェノールには脂肪分解酵素であるリパーゼの活性を抑制する働きがあります。食事で摂取した脂肪分が体内での吸収を防ぎ、排泄する働きがあります。
さらに、脂肪を合成する酵素の働きを抑制し、脂肪をエネルギーにかえる酵素を活性化させる働きがあるため、りんごポリフェノールはダイエットにも効果的な成分です。
りんごポリフェノールの摂取量
りんご1個には約100mg~150mgのりんごポリフェノールが含まれています。
りんごポリフェノールは、過熱していないりんごの皮に多く含まれています。1日1個を目安にし、りんごを食べるときは皮を剥かずに生のまま食べるようにしましょう。
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ポリフェノールを摂取するタイミング
ポリフェノールは水溶性のため、摂取すると体内で早く吸収されます。ポリフェノールの吸収が早いということは、効果も比較的早く現われます。
つまり、効果を持続させるためには意識的に少量ずつ頻繁に摂取する必要があります。
お酒を飲むときは赤ワインを選ぶ、お茶やコーヒーを意識的に飲む、りんごやチョコレートやココアを間食代わりに摂取するなどの工夫をすることで、その効果を持続させることができます。
そもそもポリフェノールとは?
ポリフェノールは、イソフラボン、アントシアニン、カテキンなどの植物成分の総称です。
ポリフェノールはほとんどの植物の葉、茎、実などに含まれまれる色素、渋みや苦み成分で、植物の光合成によってつくり出されます。
植物が動物よりも長生きができるのはポリフェノールの抗酸化作用によるものだと言われています。
最後に
チョコレートやココアはカロリーが高いため、食べ過ぎ、飲みすぎはカロリーオーバーとなります。健康にいいからと言って摂取しすぎないよに注意することも大切です。
また、赤ワインも健康にいいからと言って飲みすぎてはなりません。過度な飲酒は体内に活性酸素を大量発生させます。
大量発生した活性酸素は、肌の弾力を奪い、肌組織を破壊し、シミ・しわ・そばかすなどの肌老化を加速させてしまいます。
赤ワインの過剰な摂取は活性酸素を除去するどころか活性酸素を増やしてしまうとしっかりと覚えておきましょう。
ポリフェノールを含む食品と上手に付き合いながら、美と健康を手にいれましょう。
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HARU
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