楽しみながら美味しい手作り野菜を味わえる家庭菜園や、色とりどりの花々、豊かな植物が癒しの空間を演出してくれるガーデニング。
しかし、興味はあっても、肝心の庭が小さい、狭い、日陰になってしまう、日当たりが悪い、といった理由からあきらめているという方、少なくないのではないでしょうか?
たしかに、広くて日当たり良好なスペースが確保できればベストですが、実は、家庭菜園やガーデニングは、必ずしもこれらの条件がそろっていなくても楽しむことができるのはご存知でしょうか?
むしろ、広いスペースより、狭い場所の方が管理しやすいといった点や、日陰は雑草が育ちにくいといった点など、意外と初心者の方に向くという面もあります。
そこで今回は、小さい庭や日陰だからといった理由からあきらめてしまっている方に朗報!そんな方でも楽しめる、家庭菜園やガーデニングのポイントから、おすすめの植物まで、詳しくご紹介しましょう。
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目次
狭いスペースでも家庭菜園はできる!
家庭菜園はメリット盛りだくさん!
採れたて新鮮で、手作りならではの美味しさや味わいのある、野菜や果物を育てる家庭菜園は人気の趣味のひとつ。
特に、「農薬を使わずに育てた安全な食材を子どもに食べさせてあげたい」、「子どもと一緒に育てることで、食材のありがたみを学んでほしい」といったように、子どものいる家庭でも人気が高まっているようです。
また、上手に収穫できるようになれば、当然ながら食費の節約にもつながるなど、単なる趣味で終わらないメリットがたくさんあるのが家庭菜園の魅力なのです。
家庭菜園は狭い場所の方が良い面も!
家庭菜園に必要な肝心のスペースですが、家庭菜園のためにスペースを借りようと思うとお金もかかってしまいますし、必ずしも広い場所が必要なわけではないので、小さい庭や、狭いベランダなどでもプランターを置いて楽しむことができますから、スペースだけであきらめることはありません!
もちろん、あまりにも狭いスペースでは、土の栄養分が足りず、育ちにくかったり、病気や害虫で一気に全滅してしまうといったリスクもありますが、限られたスペースでも育てやすい植物もありますし、むしろ狭いスペースの方が、水やり、肥料をまく、草取りといった世話の手間や費用が少なくて済みますから、初心者の方なら最初は狭いスペースから始めると、管理が行き届きやすくておすすめです。
また、家庭菜園では、必要な量を都合よく収穫することはなかなか難しいため、場所が広いと、慣れてきて大量に収穫できるようになってきたとき、傷みやすい食材は食べきれずに無駄にしてしまう…ということもありえますから、場所が狭い方がその心配がないと言えるでしょう。
水耕栽培もおすすめ!
家庭菜園といえば、土を使って育てる土耕栽培を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、土を使うことなく、専用のキットを用い、水だけで育てる水耕栽培もおすすめです。
水耕栽培は、土いじりをしたくない方や、室内で栽培したいという方に特に人気があり、専用のキットは、ホームセンターや通販サイトなどで購入することができます。
狭いスペースでの家庭菜園でおすすめは?
家庭菜園を始めるにあたり、迷うのは何を育てるのが良いかということですが、やはり最初はそれほど世話の手間がかからず、丈夫でよく育ち、生長のスピードが速いものがおすすめ。
最初の収穫はとても思い出に残る一方、失敗してしまうとそれがたまたま失敗しただけであっても、意気消沈…ということもありますから、最初はあまり欲張ったり、気負いすぎず、簡単なものから育ててみるといいでしょう。
また、野菜などの種はホームセンターのほか、スーパーや100円ショップで購入できることもあります。
最初は葉物野菜やハーブから!
たくさん土を必要とする場合が多い根菜類と違い、育てやすく、生長が早い葉物野菜やハーブは初めての家庭菜園におすすめです。
小松菜、レタス、ほうれん草、水菜、パセリといったおなじみの食材や、ミント、バジル、ローズマリーといったハーブがその代表。
特に、これらのハーブはたくさん収穫しやすく、虫がつきにくかったり、虫の被害を受けにくいという点でもおすすめです。
また、生長が早く、スムーズに収穫できるルッコラやリーフレタスも、家庭菜園におすすめの葉物野菜として人気があります。
慣れてきたらおすすめは?
家庭菜園に慣れてきたら、トマトやきゅうり、ナスなどの定番ともいえる野菜もおすすめです。
これらはあまり日持ちしない野菜でもあるため、広い場所で大量に育てるより、ある程度限られたスペースで育てる方が、食べ切れるちょうどいい量を収穫するのに良いといえるでしょう。
きゅうりは縦につるをのばして生長するため、支柱やネットを準備する必要がありますが、生長は早く、たくさん収穫できるという特徴があります。
また、トマトより収穫量が多く、育てやすいと言われるミニトマトや、野菜の中でも特に丈夫で、実が付く前にきれいな花を咲かせるオクラ、長くたくさん収穫できるピーマンなどもおすすめです。
果物も育てられる?
生長のスピードが速いものが多い野菜に比べ、実らせるのに時間がかかる果物は、栄養豊富な土が必要だったり、甘い香りに誘われた鳥や虫の被害を受けやすかったりと難易度は高めです。
果物は痩せた土だと育たなかったり、水や日光が十分でないと実がならなかったり、味が悪くなるという場合もありますから、野菜以上にこれらの条件に配慮する必要があるといえるでしょう。
しかし、そんな中でも育てやすいのはベリー類で、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、マルベリー(桑)、ブラックベリーなどがおすすめ。
これらのベリー類はビタミンやポリフェノールが豊富なことでも知られます。
特に、ビタミンC豊富で品種も多く、家庭菜園でも人気の高いイチゴは、苗を植えると、数か月で実がなるうえ、植木鉢でも育てられ、室内でも栽培できるため、初心者にもおすすめのベリーです。
一方、ブルーベリーも育てやすいですが、実を収穫するためには、開花時期が合う、別の品種のものと2本セットで用意する必要があるというのに対し、ラズベリー、マルベリー、ブラックベリーなどは1本でも収穫できる自家結実性があるため、狭いスペースにはこれらの方が向くといえるでしょう。
ベリー類は実がなるとすぐに鳥などの被害を受けますから、ネットをかけるなどの工夫で予防するようにしましょう。
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日陰スペースでもガーデニングはできる!
一般的に、小さい庭や狭いスペースは、建物や壁で日光が遮られてしまうという場合が多いものですが、植物が育つのに必要不可欠な要素といえば日光もその一つですから、「ここでは無理…」とあきらめてしまっている方、多いのではないでしょうか?
しかし、単に日陰と言っても、実際にはどれくらい”日陰”なのかはその場所によって様々です。
例えば、1日の中での太陽の動きや時間帯、季節などによってわずかながらでも日陰に日が差すこともあります。
1日のうち、わずかな時間しか日が当たらない日陰に対し、基本的には日陰でありながら、3~4時間から半日程度は日が当たる場所は”半日陰”や”明るい日陰”と呼ばれます。
このような半日陰や明るい日陰の定義はあいまいですが、東側あるいは西側の場所なら、1日中でなくても日が当たる時間帯があったり、北側でも上空が開けている場所や、反射する間接光が当たる場所、明るい室内など、一見日陰なように見えて、実は明るい時間帯もあるといった場所があれば、そういった環境でも順応してくれる植物もありますから要注目!
陽光を好む植物でも、日陰に適応してくれるものがあるほか、日陰の方が健全に育つ植物もあります。
日陰を好む植物の中には、繊細な葉色が特徴のものや強い香りがあるものなど、日なたの植物とはまた違う魅力もありますからおすすめ!
また、日陰だと日なたに比べて植物の生長スピードが遅く、雑草も生えにくいので管理がしやすいというメリットもあります。
日陰スペースのガーデニングでおすすめは?
シェードガーデンとは?
日陰に向く植物は、日なたでは育ちにくい、夏の暑さに弱い、多湿を好むといった性質を持つものですが、これらを植えた場所はシェードガーデンと呼ばれます。
シェードガーデンは、これを作るためにわざわざ日光を遮るための大きな木を植えることもあるというほどですから、日陰がちな場所、半日陰の場所があるならシェードガーデンを作るのにうってつけと言えます。
日陰に向く植物とは?
ここでは耐陰性があるものや、日陰でも育つといった、日陰の場所におすすめの植物をまとめてご紹介!
・マホニア・コンフューサ
メギ科の常緑樹で日陰に強い。秋には黄色の花を咲かせます。
・ギボウシ
キジカクシ科、落葉性の多年草で、葉が美しいカラーリーフの定番です。
・ヒューケラ
ユキノシタ科、常緑性の多年草で、5~7月には赤やピンク、白色の花を咲かせます。
・フッキソウ
ツゲ科、常緑性の半低木で、明るい緑の葉が特徴です。
・フウチソウ
イネ科、落葉性の多年草。葉は色が美しく、しだれているのが特徴。
最後に
小さな庭や狭いスペース、日陰の場所など、家庭菜園やガーデニングには一見向きそうにない…という場所も、やり方次第では上手に活用することができますからあきらめなくても大丈夫!
植物を育てるという趣味は、何気ない日常にも癒しを添えてくれるものです。
最初はできる範囲から、ぜひ家庭菜園やガーデニングにチャレンジしてみてくださいね!
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HARU
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