もうすぐバレンタインデー。毎年、百貨店のチョコレート売り場は大盛況で、煌びやかなチョコレートがずらりと並びますが、2018年のバレンタインデーは、スーパーフード「カカオ」を使った手作りチョコレートにトライするのはいかがでしょうか。

チョコレートの原料が「カカオ」であることは周知のとおり。
人々の健康志向が高まりつつある昨今、日常の食生活に定着し始めたスーパーフードの中でも、特に「カカオ」は栄養価の高い素晴らしい食品だといわれています。

ところが、市販のチョコレートの多くは大量生産するために加熱処理されていて、商品として消費者の手元に届く頃には、本来のカカオに含まれる栄養成分はほとんど残っていません。
さらに、それらのチョコレートには、白砂糖や添加物が加えられていることがほとんどです。

そこで、本来の栄養成分を保ったまま、美容効果バツグンのチョコレートを手に入れる方法はないものか・・・と思われた方に朗報です。
ご自宅で、原料であるスーパーフード「カカオ」からチョコレートを作ってみましょう!

今回は、美容効果の高いスーパーフード「カカオ」で作る「美容チョコレートバー」の簡単レシピをご紹介します。

スーパーフード「カカオ」に含まれる美容成分や、材料選びのポイントもあわせてご覧ください。

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スーパーフード「カカオ」の美容成分

カカオパウダーで作るバレンタインチョコレート
出典元:https://www.instagram.com

「美容チョコレートバー」のレシピをご紹介する前に、スーパーフード「カカオ」の美容成分について簡単にお話しします。

カカオに含まれる代表的な美容成分は、次のとおりです。

  • カカオポリフェノール
  • テオブロミン(アルカロイドの一種)
  • アナンダミド(神経伝達物質の一種)
  • 鉄分、マグネシウム(ミネラル類)
  • オレイン酸、パルミチン酸(脂肪酸)

これらの美容成分は、どのような効能効果があるのでしょうか。

カカオの成分|ポリフェノール

カカオに含まれるポリフェノール含有量は、ブルーベリーやザクロを遥かに上回ります。

カカオポリフェノールには、高い抗酸化力があり、美肌効果やアンチエイジング効果に期待することができます。

ポリフェノールの概要については、別記事『ポリフェノールの効果は?美容、美肌にいい種類や摂取量は?』をご参照ください。

カカオの成分|テオブロミン

カカオの苦みはテオブロミンによるものです。

この苦み成分には、疲労回復やリラックス効果、脳を活性化して集中力を高める作用があるといわれています。

血流を促して基礎代謝を上げる働きもあるので、ダイエット効果にも期待することができます。

カカオの成分|アナンダミド

アナンダミドは、スーパーフードの中で唯一カカオだけに含まれる成分です。

神経伝達物質の一種で、脳内で幸福感を引き起こすホルモン(PEA)の分泌を促す作用があります。

幸せホルモンの分泌が活発になれば、精神的なストレスが緩和され、ストレスを原因とする肌トラブルや生理不順の改善にも繋がるでしょう。

カカオの成分|鉄分、マグネシウム

カカオには、数多くのミネラルが含まれていますが、特に女性にとって注目すべきは、鉄分とマグネシウムでしょう。

鉄分は貧血予防、マグネシウムは生理痛を緩和する働きがあります。

また、マグネシウムには体内の酵素を活発化させる働きもあるため、整腸作用にも期待することができます。

カカオの成分|オレイン酸、パルミチン酸

オレイン酸は、中性脂肪とコレステロール値を抑える効果があります。オリーブオイルにも多く含まれる不飽和脂肪酸です。

パルミチン酸は、オレイン酸と違って飽和脂肪酸。飽和脂肪酸は悪者扱いされることが多いようですが、エネルギーを生成する上で重要な栄養素の1つです。

パルミチン酸には、抗酸化作用(アンチエイジング効果)のほか、皮脂腺が増えるのを抑える作用もあります。

オイリースキンに悩まれている方は、パルミチン酸を摂取することにより、お肌の状態が改善するかもしれません。

美容チョコレートバーの材料選び

手作りチョコレートレシピ
出典元:https://www.instagram.com

今回ご紹介するレシピは、自宅で簡単に作れる「美容チョコレートバー」です。

美容チョコレートバー作りに使用する材料は、次のとおり。

これらの食品は、どのようなもので、どこで購入すればいいのか、といった疑問を持たれる方も多いでしょう。

以下、選ぶときのポイントや、おすすめのショップなどをご紹介します。

ロー(RAW)であること

まず、カカオパウダーは「ローカカオパウダー」を、カシューナッツは「ローカシューナッツ」を選びましょう。

「ロー」とは、英語で「RAW」、「生」という意味です。つまり、ローカカオとは、加熱処理がなされていない、生の状態のカカオのことをいいます。

カカオに含まれる素晴らしい栄養成分は、その多くが加熱処理されることによって壊れてしまいます。

そのため、本来の美容効果を得るには、カカオはカカオでも、ローカカオの製品を選ぶことが重要です。

「美容チョコレートバー」のレシピでは、「ナビタス・ナチュラルズ」のオーガニックカカオパウダーを使用しています。

ローカカオパウダー
ナビタス・ナチュラルズの有機カカオパウダー

ナビタス・ナチュラルズは、サンフード・スーパーフーズ同様、スーパーフードを専門的に取り扱う米国発のトップブランドで、アメリカやカナダの大型チェーン店を中心に展開していますが、数年前から日本各地の百貨店でも商品が並ぶようになりました。

沖縄発の人気ナチュラルフードショップ「LLMP」、アスクルの個人向け通販サイト「LOHACO」でも、ナビタス・ナチュラルズのカカオ製品を取り扱っています。

ナビタス社の製品は、高品質でありながら比較的お手頃な価格設定が嬉しいポイントです。

甘味料に白砂糖は使わない

次に、白砂糖や食品添加物は一切使わないこと

甘味料は、ローハニーやアガペシロップ、ココナッツシュガーなどを選びましょう。カカオ同様「ロー」は英語で「RAW」、ローハニーは生蜂蜜のことです。

生蜂蜜は、スーパーフードの1つ「マヌカハニー」がおすすめです。

マヌカハニーは、ニュージーランドに生息するマヌカの花から採取される蜂蜜で、抗菌作用や免疫力を高める効果があり、風邪予防にも効果的な健康食品です。

例えば、ニュージーランド発のオーガニックコスメや食品を取り扱うセレクトショップ「ラブ・オーガニック(旧称:トラベルファーム)」の公式通販サイトで、高品質なマヌカハニーを購入することができます。

「美容チョコレートバー」のレシピでは、「ワトソン&サン」のマヌカハニーを使用しています。

マヌカハニー
ワトソン&サンの純正マヌカハニー

ワトソン&サンの他、オーガニック認定マヌカハニー「ビーオーグ」や、マヌカハニーの代表的なメーカー「マヌカヘルス」もおすすめです。

マヌカハニーに関する詳細は、別記事『スーパーフード「マヌカハニー」の効能効果!MGOとUMFの違いは?』をご覧ください。

できるだけオーガニックのものを

ココナッツオイルも、ドライフルーツも、使用する材料はできるだけオーガニック(有機)のものを選びましょう。

「美容チョコレートバー」のレシピでは、「ブラウンシュガーファースト」の有機ココナッツオイルや、「ナチュラルキッチン」の有機ドライクランベリーを使用しています。

ココナッツオイルとドライクランベリー
有機ココナッツオイルと有機ドライクランベリー

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【レシピ】カカオで作る美容チョコレートバー

美容チョコレートバー
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それでは、いよいよ「美容チョコレートバー」のレシピをご紹介します。

用意するキッチンアイテムは、ボウル、キッチンペーパー、フードプロセッサー、縦10センチ×横15センチ程度の四角い容器(冷凍対応)です。

レシピ|材料と分量

美容チョコレートバーの材料と分量です。

  • ローカカオパウダー・・・大さじ3
  • ローカカオニブス・・・大さじ2
  • ローハニー(マヌカハニー)・・・大さじ2
  • ローカシューナッツ・・・1と1/2カップ程度
  • ココナッツオイル・・・大さじ2
  • 岩塩・・・ひとつまみ程度
  • ドライクランベリー・・・数粒

上記の分量はあくまで目安です。お好みに合わせて調整してください。

甘味料は、ローハニー(マヌカハニー)の他、アガペシロップやココナッツシュガーでも良いでしょう。

ドライクランベリーは食べやすいサイズにカットしておきます。このレシピでは、それぞれ半分から1/3程度のサイズにカットしました。

レシピ|作り方

材料がそろったら、さっそく作ってみましょう。

  1. ボウルに、ローカシューナッツと水(ナッツが被るくらい)を入れて、1時間ほど浸します。
  2. ローカシューナッツの水を切り、キッチンペーパーで軽く押さえて水気を取ります。
  3. 水気を取ったローカシューナッツをフードプロセッサーに入れ、細かくなるまで攪拌します。
  4. ローカカオパウダー、ローハニー、ココナッツオイル、岩塩も加えて、攪拌します。
  5. 材料がよく混ざり合ったら取り出し、冷凍対応の容器に敷き詰めていきます。
  6. 上からローカカオニブスを重ねます。軽く押さえるようにしてカカオニブスを重ねていきますが、生地に深く埋もれないよう注意しましょう。
  7. さらに、食べやすいサイズに切っておいたドライクランベリーを飾ります。生地に密着するように、軽く押さえましょう。
  8. 冷凍庫で容器ごと冷やし固めます。よく冷えたら、ナイフでお好みの幅にカットして完成です。
美容チョコレートバー
美容チョコレートバー

ざっくりと割ると上記画像のようになります。クランベリーの綺麗な赤色がチョコレートに映えます。

日持ちは、冷凍庫での保存で1週間程度が目安です。

最後に

以上、スーパーフード「カカオ」の美容成分、材料選びのポイント、そして、チョコレートバーのレシピをご紹介しました。

ナッツとカカオニブスのザクザク食感を楽しみながら、しっかりと栄養摂取できるヘルシーでスイートなレシピです。

加熱しないレシピなのでカカオの栄養成分を損なわずに摂取することができ、白砂糖を一切使わないためダイエット中の方も安心して召し上がれます。

バレンタインデーの贈り物として、また、お家で過ごすリラックスタイムのお供として、いかがでしょうか。

ご参考になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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