ふと気がつくと、唇の色が悪く、黒っぽく見える…ということはありませんか?

唇の色が悪い状態では、口紅などの発色も悪く、思ったような色にならなくてメイクが決まらない!ということもあります。

あるいは、人から「顔色が悪い」と言われたとき、本当に顔色が青ざめている以外に、実は、唇の色が暗いために顔色自体も悪く見えてしまっているという場合もあります。

例えば、唇の色だけはいきいきとしている体調不良の人の顔はなかなか想像できないものですが、唇の色は健康状態を表すバロメーターのようなものというのはご存知でしょうか?

また、健康的な唇本来の色はきれいなピンク色ですが、リップメイクに頼らなくても、いつでもそんな自然なピンク色をキープしていたいものです。

そこで今回は、唇の色が黒い、暗い、悪い…といったお悩みから考えられる原因対処法、さらに、美しいピンク色を目指すためにできること、気をつけたいことを詳しく解説していきましょう。

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健康状態は唇の色に表れる!

唇は皮膚が薄いため、その下に流れる血液の色を反映します。

そのため、体が健康な状態では唇は本来の自然なピンク色を保ち、つややハリもありますが、逆に体に何らかの不調があれば、青っぽい、紫っぽい、黒っぽいというように暗い色の唇になり、貧血の場合では白っぽく見えることもあります。

唇の色は、体の内側に流れる血液の色を表すわけですから、こうした異常が見られる場合は体の内側に潜む何らかの病気が唇の色に表れていることも考えられます。

例えば、心臓の異常でで体内の血液の循環が悪くなっているという場合や、肺の異常によって血液中に送り込まれるはずの酸素の供給が上手く働いていないという場合もありえますし、血液中から老廃物を排出させる働きをする腎臓の異常や動脈硬化の前兆として唇の色が黒っぽく見えることがあります。

一方、唇の外ではなく内側にほくろのような斑点状の黒いものが見られる場合、単なるほくろではなく皮膚がんのサインということもあります。

いずれにしても、唇の色は体内の健康状態を表すバロメーターですから、唇の色に異変がある場合は決して軽視せず、一度、医療機関を受診してみることも考えましょう。

唇の色が黒くなる原因とは?

唇はダメージを受けやすい!

唇が黒っぽく見える原因として、前述した体内の健康状態の異常以外に、紫外線による日焼けや色素沈着という場合もあります。

例えば、唇に黒いシミのようなものがあって黒く見えるという場合や、唇の輪郭に沿って黒い線が見られるという場合は要注意。

皮膚が薄く、外部からの刺激からお肌を守るための皮脂膜が無いといわれる唇は、それだけ紫外線や乾燥、摩擦といった様々な刺激によるダメージを受けやすく、大変デリケートな部分。

しかし、日常生活では、紫外線を浴びて日焼けしたり、食べたり話したりといった頻繁な口の動きのほか、メイクやそのクレンジングによる摩擦、唇の乾燥など、唇への負担は意外に多くあり、このような刺激から守るために作り出されるメラニンが原因となって色素沈着を招いてしまい、その結果として唇の色がくすんでしまうのです。

さらに、こうしたダメージや加齢などによって、唇の皮膚が生まれ変わるターンオーバーが乱れてしまうこともあり、そうなるとますます唇の色は悪いまま、なかなか改善しないということもあります。

喫煙も主な原因のひとつ…

唇の色が黒くなってしまう主な原因として喫煙も挙げられます。

ヘビースモーカーであればあるほど、タバコのニコチンやタールの悪影響で唇の色は黒くなってしまい、顔色もどす黒くくすんでしまいます。

喫煙による悪影響は挙げるときりがありませんが、お肌が老化しやすくなることや、摂取したビタミンCが奪われ、コラーゲンが不足してお肌にハリがなくなってしまうなど、こういった美容面への悪影響に加え、体内の血液をドロドロにしてしまうことで血液の循環が滞ってしまい、様々な疾患を招くという健康面への深刻な悪影響もあり、その結果、唇の色が黒くなってしまうのです。

いずれにしても、唇の色を改善したいなら禁煙は必須項目といえます。

バランスの悪い食生活も原因に…

体内の血液がドロドロになり、血液の循環が悪くなってしまう原因には、喫煙だけでなく、食生活の乱れも挙げられます。

例えば、脂の多い肉類や揚げ物、スナック菓子といった脂っこい食事が多い、ファストフードやインスタント食品に頼るなど偏食になりがち、という方は要注意。

こうした、食生活の偏りは、血管にコレステロールがたまり、血行を悪くさせる原因となりますから、唇の色が悪くなるのはそのサインとして表れている可能性もあるのです。

食生活が乱れがちという方は、脂っこい食べ物はなるべく避け、野菜を中心に肉や魚、ご飯のバランスがとれた食事を心がけるようにしましょう。

血行不良や体の冷えが原因ということも…

冬場に寒い場所で長時間過ごしたり、夏場でも冷たいプールサイドで長時間過ごしていると、唇の色が悪くなることがあるように、唇の色が黒っぽくなってしまう原因には体の冷えも大きく関わっています。

体が内側から冷えてしまうと血流が悪くなってしまいますが、血行不良も唇の色が悪くなる原因のひとつ。

特に、女性に多い末端冷え性では、手先や足先、顔など末梢の血液の流れが滞りがちですから、その分、唇の色も悪くなってしまいやすくなります。

また、血行不良は睡眠不足やストレスが原因になることもあります。

血行不良を改善するには、なるべくお風呂はシャワーで済ますのではなく、湯船にゆっくり浸かるようにしたり、冷たい食べ物や飲み物は避け、体を温める食事を心がけるようにするなど、体を内側からしっかり温める生活習慣を心がけることがポイントです。

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唇の色をピンクにしたいなら?

健康的な自然なピンク色の唇を目指すには、前述した原因を改善することに加え、できることや避けたいことはまだまだあります。

ここでは、美しく健康的な唇を保つためのケアを中心にご紹介しましょう。

紫外線から守る

ファンデーションや化粧下地などには紫外線の予防効果が備わっているものも多いですが、唇は意外と忘れがち…ということはないでしょうか。

前述した通り、唇の皮膚はとてもデリケートなため、外出するときは季節に関わらず紫外線予防効果のあるリップクリームを塗ったり、帽子や日傘を活用して紫外線の刺激から守ることが大切です。

唇の乾燥に注意

健康的な唇を保つためには、乾燥にも注意したいもの。

リップクリームは縦のしわにそって塗るのがおすすめです。

また、唇をなめるとかえって水分が蒸発し、乾燥を招きやすくなるといいますからNG。

ただし、リップクリームの塗りすぎは禁物ですから、食事で取れてしまった場合など、塗り直しは程よい頻度にとどめましょう。

さらに、唇のホットパックなら手軽に保湿ケアができます。

用意するものは市販のはちみつ(はちみつとワセリンを1:1で混ぜるという方法もあります)とラップ、それに蒸しタオルのみ!

やり方は簡単で、はちみつを唇に適量のせ、ラップで覆ったらその上に蒸しタオルをのせ、そのまま5〜10分程おくだけです。

はちみつには保湿効果があり、乾燥による唇の荒れ予防になります。

クレンジングはやさしく丁寧に

洗顔のみで済ませ、唇にメイク汚れが残ったままになっていたり、クレンジングで落ちきっていないメイク汚れを放っておくと、それが唇に蓄積し、くすみの原因になってしまうこともあります。

特に、塗り直し不要の落ちにくい口紅などは、逆に言えばクレンジングでも落としにくいということでもありますから、そういった場合はポイントメイク用のリムーバーなど、専用のクレンジング剤を用いてきちんと落としきるようにしましょう。

ただし、このときにゴシゴシとこすったりすると、この摩擦も唇に負担をかけてしまいますからやさしく丁寧にお手入れするのもポイントです。

洗顔やクレンジング液以外にも、シートタイプのクレンジングを使うときや、食事の後に口の周りを拭くときなども、ゴシゴシこすらず丁寧に拭き取ることで、唇への負担を軽減することができます。

クリニックで相談するという方法も

何をやっても消えないシミやくすみがある、時間をかけずに改善したい、という場合は、美容外科や美容皮膚科といったクリニックに相談してみるという方法も。

クリニックでは、レーザー治療でシミを改善したり、ヒアルロン酸注射で小じわを改善したりといった治療方法があります。

なかなか改善しないという場合など、一度専門家に相談してみることも視野に入れてみましょう。

最後に…

唇の色が悪く、黒っぽく見えるときには、その裏に様々な原因が隠れていますから、自分の健康状態や生活習慣から唇のケアまで一度見直してみるべきサインともいえます。

また、今のうちのケアが5年後10年後の唇の美しさを左右するといっても過言ではないのです。

軽視せずに原因を見極め、早めにきちんと改善するようにしていきましょう。

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HARU

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